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【J2:第37節 栃木 vs 東京V】三浦泰年監督(東京V)記者会見コメント(13.10.20)

●三浦泰年監督(東京V):

「振り返れば前半に風上というか、サポーターの待つ方に攻めました。今日は立ち上がりから決めていきたかったのが、選手にとっての入り方だったと思う。いいサッカーというのは、90分の中でどういうスコアになるか、どういう風に決まっていくかだと思います。攻めきっていいリズムで試合に入って、いい形を作りながらも、先にセットプレーから点を取られた中で、よく前半に追い付いた。その中で後半はなんとか勝機を見つけて自分達の流れに持っていきたいと、ハーフタイムにもう一度仕切り直して、意思を確認しあって、意識を高めて入った結果がああいう形で失点に繋がった。ただ、4−1の状況の中で今持てる力を出して全力でプレーしたと思うし、今この現実をしっかりと受け止めて次の試合の準備をして、次の試合に向かっていかないといけないと思う。
お互いが天皇杯を入れて中3日の中で、お互いがしっかりと準備をして、お互いが攻撃的にフットボールをするという試合だったと思う。栃木さんのサッカーも讃えるべき素晴らしいサッカーだと思う。我々も攻撃という部分で、今の力の中でゴールに向かうことが出来たと思う。今日はこのスタジアムに入った瞬間からアウェイだけど、アウェイチームが勝つ雰囲気をサポーターが作ってくれた。それを我々に感じさせてくれるスタジアムの雰囲気を作ってくれ、それが伝わった中でのこの結果だった。非常に悔しいですけど、しっかりと胸を張り、頭を上げて勇気を持って次に向かっていきたい。今の我々にとってそういう逃げないで積み重ねていくことが大事になると思います」

Q:シーズン残り5試合でいかにチームを立て直すのか。最後まで食らいつくためにどうするのか?
「今おっしゃったように食らいついて行く。精神論のひとつとしてはそういう気持ちが大事になる。全力を出すことを怠ったり、諦めることは一切、自分達にとってほんの少しでも持ってはいけない。サッカーを辞める選手以外は、この後もしっかりとピッチに立って欲しい。私にとっては攻守のバランスは大事になってくると思います。攻撃に関しては攻撃の選手の動きだけではなく、最終ラインからのビルドアップの精度だったり、ビルドアップの狙いをこれでもか、これでもかとトライして今日よりも明日精度が上がる、今日よりも明日少し上手くなることが大事になっていると思います。攻撃の部分であれば後ろから前の連携、フィードの精度が必要になってくる。
攻撃する中での守備はできている時間とできていない時間があるが、90分通してしっかりと相手とスペースとボールをマークしてゴールを割らせない。少しずつ成長させながら、今日できなかったことが少しずつできるようになる。そういう積み重ねがひつようになってくると痛感しております。今の我々が今日、栃木と試合をして出た結果を受け入れて、一歩一歩選手に成長を促して行ければいいと思います」

Q:栃木の攻撃ではサビア選手とクリスティアーノ選手が起点になっているが、その二人に結果的にやられてしまった原因は?
「最終的に彼等の所にある意味ボールが転がってきている。彼等のプロとしての勝負強さだったり、彼等を支えているものでもある。それに対してどこにボールがあっても注意深く守らないといけない、その中で時にはマンツーマンで、時には受け渡すことをやった。戦略的にマンツーマンを2人に付けることがあることが分かっている中で、自分達の攻撃、または、らしさを出す中で声を掛けて受け渡すことであったり、この2人を注意深くする中で、まだパウリーニョがいる、最終ラインには三都主がいる。しっかりとして軸のある相手に対してグループで守る意識を持ってやった試合。その結果こういう結果であるということです」

Q:キャンプの時に敗者のスピリット、這い上がる気持ちを植え付けたいと言っていたが、それが感じ取れない原因は?
「例えば勝者が勝者だと驕ってしまえば次の試合に勝つのが難しくなる。勝ち続けるには敗者のスピリットを持ち続ける必要がある。我々が準備期間の中で昇格を目指すには敗者のスピリットが必要になる。負けた時にはどういう風になるか。絶対勝ちたい、取り返したい、見返したいというリバウンドメンタリティが生まれる。それを勝った試合で持ち続けることが大事になる。そういう話を当初、キャンプの時にはした。メンタル的なものの話をすると、失点すると落ち込む。得点すると得点に浸る。その傾向は我々にはある。それもトレーニングで向き合う中で、彼等にぶつけ合いながら少しずつメンタルが成長すればなと。このメンタルというのは強い気持ちというメンタルではなく、グループで持つ、集団が持つ、グループメンタリティが自分は大事なのではないのかなと。それを日々やりながらシーズンを今戦っているのが現状です。メンタリティは個人個人がしっかりと持つことが大前提の中で、1人が勝ちたい気持ちがあっても、この野郎という気持ちがあっても、1人が焦ったりイライラしたら大きな力にはならない。それを考えた時に、個々に強いメンタリティを持つ選手を活かしながら、グループメンタリティを強くして行ければ良いなと考えている。まさしく失点のシーンは、自分達の足りなさだと思っております」

Q:グループで戦うことを強調されているが、現時点での出来は?
「トレーニングに向かう姿勢やスタジアムに足を運んで来た時の姿勢を考えた時に、変な言い方ですけど、自分達には相応しくはないポイントではないかなと。ただ現実はこのポイントが自分達のポイントであり、受け入れて考えた時に個人が持つメンタリティが、チームとどっちが、グループメンタリティと個人のメンタリティが強いかと見た場合に、まだ個人の方が強いんじゃないかなと。ここではグループを強調していますけど、個人に対してのアプローチも頻繁にやっていますし、戦う中でグループであり1人ではないと強調しています。アプローチを変えながら向き合っているのが現状です」

以上
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