本文へ移動

J’s GOALニュース

一覧へ

【J2:第37節 栃木 vs 東京V】松本育夫監督(栃木)記者会見コメント(13.10.20)

●松本育夫監督(栃木):

「おかげさまでゲームには勝てたが、最後に1点を取られてしまうところに甘さがある。選手たちには『高名の木登り』の話をしておいた(※)。残り5試合は最後の笛が鳴るまで、自分たちのサッカーをしていきたい。今日の立ち上がり20分くらいまではウチのミスが目立ったし、ヴェルディも順位のこともあってかなり頑張っていた。勝因としては、前節・G大阪戦、天皇杯3回戦・横浜FM戦と、レベルの高い相手から教えられたことがある。攻撃から守備への切り替えの速さとボールを奪いに行く守備。それがヴェルディを圧倒する要素になったのではないか。今日は雨でなければ6000人が集まると聞いていたが、残念ながら6000人の前で、とはならなかった。次節・北九州戦は多くのお客さんに来ていただいて、サッカーの素晴らしさ、勝つことの感動をお客さんに与えたいと思っている」

Q:今日のパウリーニョ選手の出来について。
「昨季から栃木を見ていて、このチームのリズムはパウリーニョの守備から始まると感じていた。彼の良さがチームの柱となっている。今日もパウリーニョの守備が周りの選手たちの守備を誘発していた。それでもまだ、同時性を持った守備ができていない。パウリーニョが行く時に周りの選手がもう少し同時に守備に入ってもらいたい。それでボール奪う守備を作っていきたい」

Q:サビア選手がハットトリックを達成したが、彼の出来について。
「松田前監督もいろいろな考え方があったと思うが、センターFWにはパワーがないといけない。ウチでセンターFWができるのはサビアと近藤くらい。外国籍選手のパワーは非常に大きなウェイトを占めているので、チャ・ヨンファンを含めて4選手を今は使っている。特にブラジル人選手たちにはつながりがある。ゲームでそれを切り離すのはもったいないので、どんなことがあってもセンターFWでサビアを使う。その後ろにクリスティアーノを置く。その後ろにパウリーニョ。縦のラインで彼らの個コミュニケーションから来るサッカーをする。あとは彼らは勝負へのこだわりも非常に厳しいモノがある。サボるところはサボるが、こと勝負については日本人より強いモノを持っている。そこをいかにして生かすかということでチーム作りをしてきた。サビアは次節(岐阜戦)に出られないので、どうしようかなと思っている」

Q:後半立ち上がりに3点を取れた要因は?
「サイドからの攻撃が良かった。相手は3バックなので、ボールを取った瞬間は絶対にサイドが空いている。そこを突くことを徹底して要求してきた。それが選手たちによって実を結んだのではないか。もっと両サイドをうまく使って、幅をもった攻撃ができれば、もっと崩すことができたと思う。相手は3バックとはいえ最終的には5バックになる。それを形成される前に攻めるということで、あの時間帯の得点になった。あとは菊岡を入れたことでゲームが落ち着いた。あれで全く違った。ゲームを落ち着けてくれた。どこから使うかは迷ったが、後半開始からいったほうがいいということで入れた。チームが落ち着く要因になったと思う」

以上

※編集部注:吉田兼好著「徒然草」第百九段の話。事故は安全な場所で気が緩んだ時に起こりがちというお話。
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

J.LEAGUE TITLE PARTNER

J.LEAGUE OFFICIAL BROADCASTING PARTNER

J.LEAGUE TOP PARTNERS

J.LEAGUE SUPPORTING COMPANIES

TOP