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【J2:第35節 松本 vs 栃木】反町康治監督(松本)記者会見コメント(13.09.29)

●反町康治監督(松本):
「久々に喉が渇いた試合でした。常に先手を取られる厳しい展開でしたけど、この勝点1が最後に効いてくると思いたいですね(笑)。
最後の15分はかなりビッグチャンスを作ったんですけど、ビッグチャンスを作るということは人数を割いているということで、岡山戦同様につまらないカウンターでやられたのは、少し心残りでしょうがないんですけどね。松本に来た松本監督に『よく鍛えてあるな』と最後に言っていただき、非常にうれしく思っております。
我々の立場は勝点3を重ねていかないと難しい状況になるチームですので、次のアウェイ(10/6vs岐阜@長良川)では勝点3を取って帰ってきたいと思います」

Q:後半頭から、飯尾竜太朗選手に代えてホドリゴ カベッサ選手を投入した意図は?
「カードを貰ったのもあります。レフェリーが早くカードを出す感じだったのでそこは留意しないといけないですし、栃木さんの場合は中を締めてくるので、外が起点にならないといけないんですけど、そこでのアイディアが少し足りなかったので、百戦錬磨で誕生日を迎えた鐡戸を外にした方がいいんじゃないかと。
それと、前半と同じようなゲームをしていればそのまま終わってしまうゲームだったので、前節はちょっと退場もあって出られませんでしたけど、カベッサはここ最近、ずっと好調をキープしているので送り出したと。あいつがカベッサ(ポルトガル語で「頭」)というあだ名になったのは、小さい頃にヘディングでゴールをしたから呼ばれるようになったと言いますけど、今日は頭で点をとって子供の頃に戻ったんじゃないでしょうか。良いところに入ってくるんですよね。その、なかなか日本人には養えない嗅覚に期待したところはありますね。あと、試合を見ても分かるように栃木さんとの試合はフィジカルが強いゲームになるんですよ。球際にガツガツ来ますし、そういうなかでライト級選手よりもヘビー級選手を入れなければいけないので、その点も流れを引き寄せた理由だったと思います」

Q:3試合勝ちがないのか、それとも2試合負けがないのか?
「多分、松本監督は勝点3を逃したというふうに言っていると思いますが、我々としては苦しいゲームでも追いつくことが出来たことはポジティブに捉えないといけないかもしれないですよね。3試合で勝点2は良い数字ではないかも知れませんが、それでも上積みをしているということですよね。それは良いことではないですけど、悪いことではない。だからこそ次の試合が大事になるということですね」

Q:復帰したパウリーニョの存在をどう考えていましたか?
「ボールを奪う能力はJ2でもピカイチですが、後半20分過ぎからはフラフラでしたよね。それは当たり前でこれだけゲームから離れていて、気温の上がったなかで90分間というのはね。栃木さんの事情を考えると、ボランチに怪我人が続出していて厳しい状況だったと思うので前倒しのような感じで試合に送ったと思いますが、やはりゲームのツボはしっかり抑えていましたよね。ボールを冷静に動かすことも出来ましたね。我々はプレッシャーを受けると長いボールが増えてしまうのは、蹴れと言っているわけじゃなく、そういう形になっているわけですが、そこでボールが入ることで前線のブラジル人選手の2人が生きた感じがしましたね。サビアを途中で代えてくれたのは嬉しかったですけど、これからも上位に上がるだけの力はあると思いましたね」

Q:1失点目のきっかけとなってしまったプレーは?
「あれは完全に私のミスですね。それ以上はコメントできないんですけど、奪われ方が悪かったです。それは私のミスで、選手に謝らないといけないですね。(Q:何か意図したプレーが上手くいかなかった?)そうですね。全てのプレーには意図があると思っていますから、詳細は言えないですけど、上手くいかなかったですね。申し訳ないと思っています」

Q:前半のスピード感が悪く、エンジンがかかるのに時間がかかったように見えました。
「サッカーは90分間のゲームなので、最初から最後までリズムが良くて終わるなんていうのは今までの経験でもあまりないわけですよ。ただ、失点したことで少し自分たちのリズムが狂ってしまったのは正直ありますが、栃木さんもかなり我々のことを研究してきていて、我々のストロングなところとウィークなところをこの1週間で相当やってきたと思いますね。
我々は当たり前ですけど勝点1ではダメなんですよね。そうすると、栃木さんみたいにしっかり守備をしてくるチームにも自分たちから虎の穴に入らないと虎の子を得ることは出来ないので、飛び込んでいかなければいけないところで、虎に喰われるんじゃないかと少し怖じ気づいてしまったところが前半ありましたね。後半はそういうところはなくなりましたよ、不思議なもので。それから初めて我々のサッカーが出来るので。変な話、これが最初から出来ていると最後の方では出来なかったりするのですが、その我々の時間帯を増やすことが一番大事なことです。それが出来ればいいのですが、そこまでの力がないということですね。特に栃木の前線のブラジル人選手には翻弄されていましたからね」

Q:栃木の守備に関しては?
「5年も続けていれば、僅かの時間では選手たちの身体に馴染んで変えられないですよ。育夫さんはそういう意味では非常に現実的なことを考えていて、今までやってきたものに真ん中の配置を代えたり、CKからの失点が多かったので代えたり、ある意味すごく良い入り方をしていると思っています。僕も71歳までやってみたいと思いますが、多分2、3年でしょう(笑)」

以上
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