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【J2:第35節 京都 vs 長崎】プレビュー:強敵・長崎を迎撃! 3位と5位の直接対決! 京都は自分たちのサッカーで相手にリアクションさせる!(13.09.29)

J2第35節、西京極に長崎を迎え撃つ。
予報では、当日は天候に恵まれそうで、気持ちの良い秋晴れの観戦が期待できる。是非、多くの方々にサッカーを楽しんで頂けたらと思う。

京都は前節、難敵・富山を3−2で撃破。攻撃では様々な崩しが表現された。大木武監督は「攻撃の残りの3/4(のエリアでの)崩しは、(練習で)様々なシチュエーションをやっている。それが現れたということ」とした。もちろん、選手の一瞬の判断やひらめきもあるだろうが、やはり練習の賜物。昔から「練習でやっていることを試合で出す」と言ってきた指揮官。この言葉は逆に捉えると、試合でどんな状況にも対応できる練習をしないといけない、という監督自身への言い聞かせでもあるかの様だ。

今の京都の攻撃を一言で説明するなら「ゴールに向かうアクションがあり、そこにボールを送れている」となるだろう。アクションがあってもボールを送れなければ、フィニッシュに持ち込めないし、ボールを送れる状態を作ってもアクションがなければ、ボールを運べない。これらが上手く融合して相手ゴールに迫っている、となるだろう。ただ、京都はこれだけでなく、「ボールを奪う」ことも生命線としている。サッカーは攻撃だけでなく、「ボールを奪うこと」「ゴールを割らせないこと」も最重要課題だ。京都が輝きを放つ瞬間は、攻撃も守備も溶け合って相手を圧倒している時間。この状況を作り出し、何度でも作り出し、そして、その時間を延ばしていく。この創造力を高めることもこれからは重要だろう。

対戦相手は5位の長崎。選手の口からは「強い」「球際に強い」「運動量がある」と警戒の言葉が漏れる。安藤淳は「前回は、自分たちのやりたいことをやらせてもらえなかったという印象がある。今回はそうはいかないという思いは強いです」と意気込みを語った。大木監督は長崎について「非常にアグレッシブ。自信を付けて来た感じ。基本的にやることは変わらないが、昔はダイレクトに前に送る感じだったが(攻撃で)手数をかけてくる様になった。手数をかけるといっても、前に出てくる力はある」とした。フォーメーションは3バックを軸に、攻撃陣には奥埜博亮、佐藤洸一、幸野志有人が入る。奥埜について秋本倫孝は「上手い。ボールを持って相手を外すことができる」とその技術の高さに警戒する。

長崎の強さはしっかりと認識はするが、京都はあくまで「自分たちからアクションを起こす」サッカーを標榜している。ボールを奪う、ボールを運ぶ、ゴールに向かう。相手がどう、という問題ではない。自分たちが何をやるか、だ。駒井善成は「ゴールに迫力を持って攻め込んで行く、自分たちがいつもやっているプレッシングをする。逆に、相手にリアクションさせる様にしたい」と話していたが、その通りだろう。

自分たちのサッカーをしっかりと力強く出す。今の京都は、ここが一番のポイントとなる。と同時に、これが自分たちのサッカーだ、というプレーを多くのサポーターに観てもらうことだ。長崎は強く、京都はそこに対しても逞しく自分たちのサッカーを披露する。それを秋晴れの下、多くのサポーターに楽しんでもらえればと願う。
どうぞ、是非! 西京極に足をお運び頂いて、ライブで京都のサッカーを楽しんでください!

以上

2013.09.28 Reported by 武田賢宗
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