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【J2日記】松本:雷鳥戦士の“虎の穴”、ついに稼動!(13.09.26)

9月25日、松本山雅FCの選手寮である『松本山雅 筑摩寮』がメディアに公開された。この『筑摩寮』は、平成7年2月に民間企業の社員寮として建築された施設だったが、このたび松本山雅の選手寮として利用するため、今年3月に株式会社松本山雅が取得。改築などの準備を経て、10月1日から使用されることになった。『育成型クラブ』を目指している松本だが、選手寮が今までなかったことは選手獲得をするうえでネックのひとつだったが、この選手寮の稼動により若手選手育成に大きく寄与することが期待される。

建築から10数年経っているが、建物自体の管理が良かったこともあり、「殆ど手を加えていない」構造は鉄筋コンクリート造陸屋根3階建て。1階には食堂・浴室・管理人室など、2階と3階には7.5帖の居室が10部屋ずつ用意されている。居室には押入れ・クローゼット・洗面台が付いており、浴室・トイレは共同。入寮予定者はトップチームの若手選手やアカデミー選手となっており、稼動となる10月1日からはまず9選手(トップチーム6人、アカデミー3人)が入居する。

また若年世代にとって最重要とも言える栄養管理だが、松本大学と連携しての栄養バランスにも考慮されたメニューが一日二食(朝・夕)用意されるのはもちろんのこと、ホテルの料理長経験を持つシェフをこのたび“完全移籍での獲得”に成功したこともあり、味の部分も保証つき。先だって行われた試食会でも非常に好評だったとのこと。

株式会社大月弘士社長は「J2の中でもこれだけ良い寮を持つクラブは少ないのではないでしょうか。取得費用を昨年の純利益の中から捻出できたのは地域の皆様の協力のお陰だと思っています。この施設を生かして更なる良い選手を育て上げるために、情熱と予算を注いでいきたい」と語ったうえで、東京五輪の決定についても触れ、「7年後の2020年の東京五輪には、現在のU-13〜14の世代が出場することになる。松本からも五輪出場選手を輩出できるように綿密な計画を立てて、育成を最重要課題としていきたい」と壮大な決意を述べた。

次世代の雷鳥戦士たちを鍛え上げる“虎の穴”の稼動で、チームは更なる飛躍を期す。

以上

2013.09.26 Reported by 多岐太宿
(C)多岐 太宿

浴場は24時間いつでも利用可とのこと。ゆっくり温まって疲労ともさようなら。

(C)多岐 太宿

7.5帖の居室はフローリングに改築済み。収納空間もたっぷり。

(C)多岐 太宿

2階廊下から。内装も綺麗で薄暗さなどは全く感じず、ホテルのような雰囲気。

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