●曹貴裁監督（湘南）：
「昨年ここで試合をしたときは凄い暑さだったが、今日も高温多湿で大変だった。前半に両方ともアクシデント（選手の怪我）があったり、難しい試合だった。前節の鳥栖と同じような状況だったが、最後まで守り切ったのは選手の成長したところ。試合の内容は、お互い勝ちたいという気持ちがぶつかって、球際などでいつも以上にハードなプレーが多かった。ピッチにいた選手がこの緊張感のなかで、勝点を取ることができたのは評価したい。セットプレーで得点が動いたが、リーグ終盤戦になるとちょっとした部分で勝負が決まる。そんな厳しい状況に置かれていることを感じた。順位がどうこうあるがウチに必要なのは（残り全ての試合で勝つ）勝点24。次は力のある浦和だが、チャレンジしていい試合をしたい」

Q：久しぶりの試合出場となった武富選手ですが、先発起用の意図は？
「いろいろあって一つではないが、シンプルにマックスのプレーができると確信があったから。力のある選手だし、これまで起用しなかったのは悪かったからではない。機会がくれば必ず先発で使いたいという前提のもとだった。今週のトレーニングも良かった。泥臭い得点だったが、チームの力になってくれたし、今後もチームのオプションになれた」

Q：今週は台風の影響でグラウンドが冠水し、思うような練習ができなかったと思いますが、その影響は？
「自然災害でグラウンドが使えなかったが、皆さんの協力で場所を変えながら練習ができた。一体感が自然災害によって強固なものとなった。それが今日の試合に出たか分からないが、大分にはチャレンジャー精神で臨むことができた」

以上