●ネルシーニョ監督(柏):
「互いに拮抗していた。両チーム、特に守備の集中も切れないいいゲームだったと思う。我々に足りなかったことは、カウンターの質。相手がこちらに出てきた時にできるスペースを効果的に攻めないといけなかったのだが、それはできなかった。ただ、我々にとってはいい結果となったと捉えている」
Q:守備的に戦うことは、プラン通りだった?
「守備はエクセレントだった」
Q:ACLと比較してJリーグで苦戦している理由は?
「今月、我々は7試合。3日ごとに移動を含め、戦っている状況だ。その中で、例えばACLでの全北戦や浦和戦などは、力のある相手が休養十分で臨んできた。それでも、5月の公式戦の戦績は4勝1分2敗。Jリーグのチームの使命としてACLで勝ち残りながら、戦っている。Jリーグでの闘いでは、疲労していることは否めない」
Q:広島のシステムにはめこむ形になったが、そのやり方を選択した理由は?
「それは、日曜日の浦和戦での教訓だ。彼らは広島と同じシステムだったからね。同じ失敗は繰り返せない。目的としては、広島の攻撃をニュートラルにして、そこからカウンターを奪うこと。守備はほぼパーフェクト。ただ、カウンターの質が、足りなかった」
Q:山中選手の評価は?
「彼は若くていい選手だ。このシステムでのあのポジションは初めて。今日の対面の選手(ミキッチ)はこのポジションに慣れていたし最初は戸惑いもあったが、やり方に慣れるにしたがって良くなったと思う。もっと仕掛けることもできたとは思うが。ただ、後半は慣れないポジションでやっていたこともあり、疲れが出たので交代させた」
Q:工藤選手の評価について。代表での期待も含めて。
「彼は今季、JでもACLでもいいプレーを見せ、成長を示している。代表でのプレーに、何の不安もない。チャンスがあれば、力を見せてくれると思う。今日は、あのやり方でのMFとして、パーフェクトな仕事をしてくれた」
以上