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【J2:第16節 山形 vs 京都】奥野僚右監督(山形)記者会見コメント(13.05.26)

●奥野僚右監督(山形):
「今日のゲーム、非常に残念な結果に終わってしまいました。前半、いい形で最後にゴールを決めてリードする状態で後半に入った。後半も少し風があるなかですけれども、受けることなく、カウンターを狙うようなゲームになってきました。しかし残念ながら、75分、80分くらいですね、こちらの足が止まったり、筋疲労の選手が多くなったもので、交代がうまく機能させるような形でできなかったと。その結果、押し込まれる部分でゴールを決められた。やっぱり少し下がり過ぎてしまうと、見事なシュートではあったものの、ああいう位置から決める能力のある選手がいるというのが、今シーズン見てきて感じるところです。あそこで打たせない、ああいう形のチャンスをつくらせないというところを最後の90分まで、試合終了のホイッスルまでやっていかなきゃいけないかなと思っています。それと同時に、アディショナルタイムでも得点を奪われましたけれども、相手のタフさという部分に押し切られたような形になってきます。こちらからのチャンスとしては、最後、セットプレーからもう一度得点が狙えるかなと思ったんですけれども、そこも有効な形であまりセットプレーも得ることかできずに敗戦いたしました。
選手たちにも話したんですけれども、ホームでこういった形で負けた。その悔しさをどういう形で解消できるかというと、相手のホームで同じこと以上のものを見せなきゃいけない。そして、そういうことでしか解消されないんじゃないかと思っております。それと同時に、もっとタフなチームづくり、タフな選手づくり、そしてタフな部分というものをめざして、週明けからトレーニングに、そして次の試合に向かっていかなきゃいけないと、改めて決意を強くいたしました」

Q:1枚目の交代の時点では、ロメロ フランク選手を前に上げましたが、その時点でのゲームプランは?
「相手も交代がありまして、非常に間で受けたりするのが機能し始めた。そしてこちらに少し力が欲しかった。そういうところから、中盤でのボランチ同士の争い、プラス相手のFWをケアしてもらいたいという思いで、ボランチのところに(石井選手に)入ってもらって、なおかつ前に行くパワーも持ち合わせているところで、フランクをハーフに上げることにしました」

Q:そのあと、イ ジュヨン選手の交代で再びロメロ フランク選手がボランチの位置に戻りましたが、プランが狂ったところはありましたか?
「68分、山崎君(の交代)の段階でも、伊東君も含めてそういう兆候はあったんですけれども、非常に機能していたと。そういったところで山崎君のほうに疲労度が多く感じたもので、そういう交代にしました。それから、その5分後にイ ジュヨン選手が痙攣をした。そのままできることなら続けてほしかったんですけれども、できない状態という判断がありましたから、そこで交代を余儀なくされました。ゲーム状況は刻一刻と変化していきますから、その場その場での対応が求められているというところで、次の打つ手というのが自分のなかでしっかりと思い描くのは難しかったですね。ですからその段階では、そのままということはあり得ないんですけれども、もう固めて、イメージとしてはカウンターというイメージは持ってました。付け加えて言うなら、見てもらえばわかるんですけれども、交代が68分、73分、77分と、間隔が3分から5分の間ですべて使い切らなければいけない状況に追い込まれたというところが、今日の準備として少し足らなかったところかなというふうに思っています」

Q:前回のホームゲームでも、終盤に足がつる選手が出るなかで早い時間帯に交代を使い切っていたと思いますが、全体として、疲労度が高い選手が早めに出てしまうのが影響しているのか、それとも監督が意図して早めに動いているのか、どちらでしょうか?
「意図して早めに交代というわけではないんですけれども、先に何かしら状態が悪いというところが見受けられるのと、報告を受けての交代というのが先になってきます。当然、ほかの地域と気候も違いますし、今日の気温はピッチレベルでは非常に暑く感じましたね。お互い条件は同じとはいえ、まだ気候に対して馴化する部分では少し出遅れてるのかなと。そういったところでもっとフィジカルコンディションを向上させるのと整えさせるのと、両立させながらやっていかなきゃいけないと改めて思っております」

Q:最後の失点は対応がうまくできていないように見えましたが、全体的に詰めの甘さがあったりするのでしょうか?
「それも『たら・れば』の話になるので、そういう部分が見受けられるということは、やはりまだそれだけの繰り返しであったり、身につけてる部分というふうになっていないと思います。それと同時に、僕もベンチから大声を出していたわけですけれども、声がもし届けばそういうことが起こらなかったかもわからないし、できる限りのことを繰り返しやっていく、そしてそれを習慣化していくことになってきますね」

Q:札幌戦もそうでしたが、最後のところで走り負けて差をつけられるという部分があります。要因として暑さへの馴化ということも言われていましたが、対策として今後どのようなことをして改善を図っていきたいと考えていますか?
「短期的に何かができるかというともう限られているんですけれども、長期的スパンの視点に立ったうえで強化していかなきゃいけないという部分がまず一点。それとチームプレーですから、チームでもっと連動したり、連係がいい、もっとコンパクトな部分を表現できれば、それだけ消耗も少なくなってきます。また、ボールをポゼッションする能力を高めることによって、その消耗、走らされるというところも減少していきますから、やれることはいっぱいあると思う。当然それを取り組んではいるわけですけれども、もっと明確にしていこうというふうには考えてます」

Q:そこは昨年から、あるいは今年のキャンプでも課題として取り組んでいた部分だと思いますが、まだ足りないということですか?
「そうですね。個人でできることとグループでできることと、チームでできることと、もう本当に個別対応もしていますけれども、それ以上に全体としてもできることを突き詰めていかなければいけないですし、それは技術も体力も精神力もすべて、メンタルの部分も含めてチームがいい結果を残せるように取り組んでいきます」

以上
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