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【J1:第13節 川崎F vs 新潟】風間八宏監督(川崎F)記者会見コメント(13.05.25)

●風間八宏監督(川崎F):
「連戦の最後のゲームで、選手の疲労があるのはわかっていましたが、その中でも非常によくやってくれました。ただ、前半と後半で違っていのは全体の距離。特に前半は少し最終ラインが先に引きすぎて相手にスペースを与えてしまっていたというところで、自分たちのリズムがなかなか出来なかった。そこはしっかり見返して、自分たちのサッカーを取り戻せたと思います。とにかくまだまだのところはありますが、この連戦でチームが一つになって勝利を掴んだ選手を褒めたいと思います」

Q:5月負けなしで終えたが、どこが進歩した点なのでしょうか?
「1つは確認といいますか、自分たちがパスコースをたくさん確保して、相手を外しにかかるときも多くの選手が攻撃に絡む。そのためには攻守という考え方ではなく、どちらも一体になってサッカーをする。その中で一番大きいのは、距離が自分たちの中で明確になったというところです。今日の前半でもあったとおり、間延びしてしまうとある程度1対1、偶然のサッカーになってしまうんですが、常に自分たちの距離で戦うことができるとパスコースは多くなる。あるいは相手が食いついてくれれば、逆を取れる。そこの距離が選手の中でわかってきているんじゃないかなと。それでブレずにやれたのかなと。それが大きいと思います」

Q:大久保選手がいい活躍でしたが、監督にとっても会心の活躍だったのではないですか?
「センターフォワードですからいろんな仕事をやってもらいたいですが、点を取るということ。矢島もそうですが、危ないところにいてくれること。それが大きいと思います。それから今日の(中村)憲剛と決めた2点目などは、彼独特のゴールだと思いますし、ゴール前であれだけ落ち着けるというのは本当にゴールゲッターかなと思います」

Q:距離というテーマを口にされてますが、レナトについて川崎Fのサッカーを理解しつつあるように見えますがいかがでしょうか?
「これも合宿の時からやっていることなんですが、彼の守備ですよね。確かに選手に付いているかどうかということもあるんですが、付いて戻るんですが、1つは自分の背後に走られたり、横に走られてもそこのコースを切っているんですね。それによって後ろが楽になっているということと、レナトがそれほど下がらずに守備ができている。これはいろんな選手の中でやってきているんで、すごく早く彼は自分のものにしていると思います。それで今、言われたとおり全体の距離が近くなっているので、そのへんはうまくやれています。それが広がると、それでは済まなくなるんですが、すごくいつも攻撃で仕掛けられる。そういう状態だと相手も相当怖いと思うので、どんどんそういう個人の戦術理解は高まっていると思います」

Q:自分たちのサッカーが出来るようになったから、レナト個人が生きているという考えでいいんでしょうか?
「そういうのも大きいと思います。前にも言いましたが、フリーの定義ですよね。相手が付いているからマークに付かれているんじゃなくて、半歩、1歩離れていればフリーであると。もちろん自分がもらい直せばそこでまたフリーになる。それがだいぶチームの中で徹底されてきていると思うので、比較的プレッシャーがかかっているような状態でも、彼らにはそれほどプレッシャーではない。むしろ、逆を取るチャンスであると。全体が見えてきていると思うんでね。レナトにも簡単にボールが入ってくる。もう一度ボールを受け直すこともできる。ということで、もちろん彼の個人技の大きさもありますが、そこの相乗効果はあると思います。ですから多くなりましたね、ペナルティの近くで相手を外したりドリブルで仕掛ける。大きな武器になっていると思います」

以上
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