●チェ ヨンス監督（ソウル）：

「内容より結果が重要な試合だったと思います。やはり今日の試合で選手が勝ちたいという闘志と根性を見せたいい試合だったと思います。最後まで集中力を失わず、一生懸命頑張った選手たちには、いい現状が残っています。今日の試合がリーグまで転換するいい機会になる試合だったと思います。
ひとつ残念だったのが、GKの後半の退場場面です。その中でも、今日はユ サンフンが、成長の可能性を見せてくれた試合だったと思います」

Q: 勝利の神様が最後までソウルを苦しめたと思いますが、GKが退場して選手を入れ替える時はどう判断しましたか？

「最後にGKになったチェ ヒョンテは、多くのポジションでプレーできる選手です。最後は相手がハイボールを活用するのではないかと思って、キム ジンギュも考えたのですが、チェ ヒョンテの方がやはり合うと思って、選びました。彼はいろいろなポジションで才能や可能性を見せてくれた選手で、悪くない判断だと思っています」

Q:それまでの正GKであるキム ヨンデ選手からユ サンフン選手に先発を代えた理由は？　また、これからの試合ではどのように起用していきますか？

「キム ヨンデはこの前の試合でミスをしましたが、彼は今までよくやってくれていました。チームの中でいい選手だと思うのですが、全体的に失点の場面で相手に機会を提供してもいたので、本人の負担を助けようと思って少し休ませようと考えました。そのうえで、選手たちには全体的な変化が必要な時期でもありました。
今日に出場したユ サンフンは、トレーニングの時の安定したプレーなどからいいGKだと判断して、今日の試合に出しました。今日の試合からは、未来が期待される選手だと思っています」

Q:選手の精神力の問題で入れ替えをしたとのことですが、GKをこの重要な試合で入れ替えるにあたって悩みはありませんでしたか？

「チーム内で充分なミーティングをしましたし、キム ヨンデ本人にも話して、負担を感じさせずにゆっくり休ませました。我々のチームの中心になる選手を信じている意思を見せました。実はユ サンフンは練習試合で可能性をよく見せてくれた選手だったのですが、決断するのは難しかった。どのような結果になっても後悔はしないと思っていたのですが、判断は本当に難しかったですね。でもユ サンフンは可能性をたくさん持っている姿をゲームで見せてくれました」

Q:GK退場後の10分間の心境を教えてください。

「最後に切るカードを準備していた時に、やはり準備していたキム チウを出すことを早めに決定してしまって、その後に退場して困った部分はありました。それはサッカーの面白い部分のひとつではないかと思っているので、いい経験をしました。今後にそういうことがあっては駄目ですが。
でも、重要なのは、選手たちが勝ちたいという心をひとつにして、それを信じていたことです」

Q:先週の試合後に「ディフェンスの集中力の点がもったいなかった」とのことでしたが、今日の試合でもディフェンスの選手のミスやバックパスのミスがありました。今後の試合で守備の選手を代える考えはありますか？

「この前の試合後にも守備の問題を話しましたが、やはりディフェンスの選手の問題だけでなく、全員の組織力の問題だと思っています。その点については、守備的ポジションの選手を交代せずに信じてやっています。今日の試合でも不安定な姿を見せてしまったと思いますが、サッカーというのはミスがつきものです。でも、選手たちを信じて、特に守備の選手と話をしました。今のところ、入れ替えは考えていません」

Q:前半は動きはプレッシャーが良かったと思いますが、後半は動きがよくありませんでした。一週間後の仙台戦に向けてどう戦略を立てていきますか？

「前半に守備を安定させるプランは選手にも言っており、選手たちはそれをよく守ってくれて前半は良かったと思います。後半は、週末の試合で勝たなければいけないことも考えて、フィジカル面も考えて、プランを変えました」

Q:韓国と日本を代表するクラブの試合で、エスクデロ選手は韓国的な姿を見せてくれました。彼への評価を教えてください。

「先週の試合もそうですが、選手には精神力を高めるように要求しました。相手の選手が守りながら出てくると思っていたのですが、エスクデロが持っているチームに対する犠牲の精神や激しいスタイルは、今日は良く通じたと思います。
でも以前の記録を見ると彼はあまり決定力が高くなくて、トレーニングでも決定力があまり良くなかったと思うのですが…何かがおかしくなったのか（笑）、決定力が上がりました」

以上