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【AFCチャンピオンズリーグ2013 広島 vs 浦項】試合終了後の各選手コメント(13.04.02)

●佐藤寿人選手(広島):

Q:2010年と同じ状況になった。
「でも、あの時はフルメンバーで戦っていたし、リーグとACLとメンバーを替えることはほとんどなかった。今回はある程度メンバーを替えながら戦っているけれど、その中でもポイントを積み重ねていかなければいけない。それができないということは、チームとしてもまだまだ力が足りないのかなと感じている」

Q:若手が出場している分、うまくいかないところも多々あると思うが。
「若い選手も含めて広島のサッカーは理解していると思う。十分に戦えるという判断の元、ピッチに立っている。若手が出ているからという問題ではない。チーム全体の問題だと思う。
他のクラブのように、2グループできるくらいの選手を揃えている訳でもない。出た選手が、その時のベストのメンバー。出た選手が力を示すべき。そうでなければ、ACLを勝ち抜くことは難しいと思う。
今日負けたことで、非常に厳しくなった。予選突破は、自力では無くなった。しっかり残り3つ勝って、勝点を9にして他のチームの結果を待つのみ。
まずは残り3試合、9ポイントとれるように戦うことが大事。それと同時にリーグも並行して戦う。今日の敗戦を引きずって、週末のリーグ戦に入ってしまうことは避けたい。しっかり負けは負けで受け止めること。何かが足りないから負けた。修正すべきは修正すること。週末は違う相手と戦うので、しっかりと頭を切り替えることが大事」

Q:3試合で1得点という結果。
「決定的なところというか、最後の崩しの場面で難しい状況になっている。前半は特に良い部分が出せていないし、後半に追い上げる形が多い。その中でも、ゴールをこじ開ける何かを出せているかというと、そこはチーム全体としても物足りない。細かな修正が必要。ボールコントロール、パスのタイミングなども悪くて、チャンスもチャンスでなくなっている。チーム全体として、高い意識を持ってやることが必要。
3試合終えて勝点0。リーグ戦ではみられないようなイージーな失点が見受けられる。そこもチーム全体として、より厳しさを持って戦う必要がある。もしかしたら普段よりよりタイトにする必要があるのかもしれない」

Q:ベストメンバーで戦えればという思いは?
「それは言い訳に過ぎない。今日のメンバーは今日のメンバー。監督がベストだと判断して選んでいる。選手はそこで戦うだけ。当然、ずっとやっているメンバーで戦うことができれば一番いいが、ハードな日程の中、いいコンディションでプレーすることを考えると、そういう切り替えは必要だと思う。その中でやらなければいけない。
若い選手が成長する中でクラブとして強くなる必要がある。昨シーズンは、それがうまくいって優勝した。それがアジアの舞台で通用するかというと、そんな甘いものではないけれど、そこにトライしなければいけない。継続する必要もある。簡単ではないが、チーム全体でトライしていきたい」

Q:前半から良い形が出せない要因は?疲れ?
「そういう問題ではない。普段、感じている感覚と違ったものを、こういうACLの舞台で感じている選手がいる。例えば5メートル先に相手がいたところでプレスがかかっているように感じるのと、3メートルのところでプレスがかかってるように感じるのとは、全く違う。こういうミスが許されない舞台になると、より慎重になる。みんなミスはしたくないもの。パスを出せるものも出せなくなっている。
清水戦のような形で縦にボールが入る回数は少なかった。そこにトライする勇気、判断を、決断力という部分では、こういう舞台では「どうかな」という思いでプレーしている。プレーの選択をより早くする必要はあるし、そこが遅いとプレーがどんどん手詰まりになって、なかなかボールを前に運ぶことができない。そこが特に前半の厳しさの要因。
そこはチームとしても、積極的なミスができる雰囲気や、環境を作ることが大事。注目もされる試合だと、経験の少ない選手にしてみれば、ミスをしたくない思いが強くなる。そうするとバックパスの回数が増えてきてしまう。そこで前を向けるかどうか。前を向くために、周りがよりサポート、動きを多くつくる必要も出てくる。そこはチーム全体としての課題。
特に去年、優勝したことで、周りの見方も変わってきているし、より注目もされている。去年はチャレンジできていたことが、今年なかなかできていないところもある。そこは、精神的な部分。そこに対して、周りもサポートする必要がある。
自分たちのサッカーは、自分たちからアクションを起こさないと始まらない。そういう意味では、どれだけ先手・先手をとれるか。ボールを前に運ぶことはとても大事なこと。相手の状況を崩すためには、どこかで少しのリスクをかける必要があるし、そのリスクを負えるかどうかは非常に重要。そこが、なかなかできていない。でもリスクを負わない限り、同じ状況になる。
前にスペースがあった時に、ドリブルして前に運ぶか、それとも横パスに終わるか。そこで大きな差がでてくる。リーグではボールを前に運べるが、こういう舞台では、そういうことが最初からは出来にくい。チーム全体として考えていきたい」


●青山敏弘選手(広島):
「(ケガは)左膝です。ひっかけられた時に傷めてしまいました。ただ、感覚的にはそれほど酷い感じじゃない。次の試合は難しいとは思うけれど、早く回復させたい。あの時間帯で交代してしまったのは申し訳ないし、みんなに謝らないといけない。
明日の検査で、しっかりと画像を見て、診察を受けた上で、自信を持って復帰したい。ひきずってはいけない。チームも一つにまとまろうとしている時だし、自分だけ違う方向を向かないように、チームと同じ方向を向いてやっていきたい」

●千葉和彦選手(広島):
「相手のペースで最初に入られて、向こうの方が先にリズムをつかんでしまった。失点シーンは人はいたんだけど、ボールに触れる状況ではなかった。そこに甘さがあったと思う。ブロックに入ってからの守備の課題。修正が必要だと思う。
相手の左サイドの18番(コ・ムヨル)は、キープ力もあるし、ボールを受けてはたいてという形で、リズムをつくられた。そこをもう少し、人数をかけてというか、パスを出された後もしっかりとつくとか。ボールをとれる距離感ではなかったことが、反省点。我慢しきれなかったわけで、そういう部分の差が出た。アジアで戦う厳しさをもっと持っていないと上にいけない。そこを痛感させられた。
もう勝つしかない。そこだけです」

以上
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