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【ACL2013】対戦チーム&注目選手紹介:FCソウル編〜ベガルタ仙台同組〜(13.04.02)

・4月2日(火)FCソウル vs 仙台@ソウル 19:30
○ホームゲームチケット
※アウェイへ行こう!ソウルアクセスガイド
※ソウルフォトレポート

FCソウルは1983年のチーム創設以来、5度の国内リーグ制覇(2位5回)、2度の国内カップ戦優勝(準優勝4回)を誇る韓国の名門だ。
ソウルを本拠地とし、ホームでは無類のサポーター力を誇る。2010年には、1試合における韓国プロスポーツ史上最大の観客動員(6万747人)を達成。平均観客数も3万人を突破し、“Kリーグの顔”として愛され続けている。
ただ、ACLではさしたる成績を残せていない。2009年と2011年のベスト8が最高成績で、アジア無冠状態が続いている。

だからこそ、昨季は監督1年目ながら“兄貴分的リーダーシップ”でチームをまとめ上げ、リーグ優勝に導いたチェ ヨンス監督も、「今年はアジアでナンバー1になる年にしたい」と、ACL制覇に明確な照準を定めている。
その言葉通り、FCソウルは2月26日に行われた江蘇舜天(中国)とのACLグループリーグ初戦で5-1と快勝、3月12日に行われたブリーラム・ユナイテッド戦では0-0のドロー。現在1勝1分でE組首位につけている。

一見、まずまずのスタートを切ったかのように見えるFCソウルだが、チームの実情はあまり芳しくない。というのも、3月に開幕した国内リーグではまだ勝ち星を挙げられずにいるからだ。
ACLのブリーラム・ユナイテッド戦まで含むと、4試合連続で勝ち星がない状況が続いているが、これは2011年度以来2年ぶりのこと。大敗こそないものの、接戦をものにできない詰めの甘さを露呈している。ファン、そして韓国国内メディアからは、「集中力に欠ける」「プレーが安易だ」などの厳しい指摘も絶えない。
チェ ヨンス監督は「スポーツの世界では優勝チームが翌年度に力を発揮できないという統計が多い」と開幕前からチーム状況を案じていたが、悪い予想が的中してしまった格好だ。国内では統率力に定評があるチェ ヨンス監督だが、選手たちのプレッシャーや慢心を見抜いていたのかもしれない。

昨年、Kリーグで31ゴール4アシストをマークして得点王&MVPをダブル受賞したFWデヤンや、18ゴール19アシストをマークしたMFモリーナは、ここ4試合沈黙気味。また、韓国サッカー期待のMF新星ユン イルロクは、ACL初戦の江蘇舜天戦で爆発力を見せつけたものの、Kリーグ開幕戦で太ももを負傷したあとは、結果を残せずにいる。
さらに昨年までチームを支えてきたチョン ジョングクが警察庁に、パク フィドが全北現代に、キム テファンが城南一和に移籍してしまったことも戦力ダウンに繋がっている。昨年も選手層が厚くないと指摘されていたが、さらに薄くなった感が否めない。韓国チャンピオンの憂鬱はしばらく続きそうな気配だ。

ただひとつ幸運なことは、国際Aマッチのため2週間の“停戦状態”があることだ。ACL制覇に向けて、もつれたチーム状況を立て直す格好の機会になる。
来月4月2日に、ACL3戦目でベガルダ仙台と対戦するFCソウル。チェ ヨンス監督は「まだシーズンは序盤。ACLの結果も悪くない。ベガルダ仙台に勝つことができれば、決勝トーナメント進出も視界に入ってくる。しかも最初はホームゲームだ。焦る必要はまったくない」と悪評を一蹴。むしろ自信を失っていない様子だ。
FCソウルとベガルダ仙台の一戦は、グループEの分水嶺になることは間違いない。“韓国最大のサポーター”たちが待ち受けるアウェイの地で、ベガルダ仙台がどこまで自分たちのサッカーを展開できるか。見逃せない一戦となりそうだ。

【注目選手】
FW デヤン ダムヤノビッチ(31歳 / モンテネグロ)
1981年7月27日 187cm/81kg
ボスニア・ヘルツェゴビナ(旧ユーゴスラビア)のモスタル出身。モンテネグロ代表。1996年にセルビアのプロリーグでキャリアをスタートさせ、2007年にKリーグ・仁川ユナイテッドに移籍。翌年2008年からはFCソウルで活躍している。恵まれた体格と高い個人技を持ち、Kリーグ屈指のアジリティと決定力を誇る。昨年はゴールを量産(31ゴール4アシスト)し、チームを優勝に導いた。守備にも積極的に参加するなど活動量も豊富な選手だ。

MF ハ デソン(28歳 / 韓国)
1985年3月2日 182cm/75kg
2004年に蔚山現代でプロデビュー。その後、大邱FCや全北現代など国内チームを渡り歩き、2010年からFCソウルに移籍した。現在はFCソウルのキャプテンを務め、チームの精神的支柱となっている。サイドでのキープ力、運動量が高く、攻守両面で優れたプレーを発揮する。2013年3月には韓国代表にも招集されており、国内屈指のMFとしての地位を固めている。FCソウルのキャプテンとして、ACL制覇へのモチベーションも人一倍高い。

以上

Reported by (c)pitch communications
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