出席者:ミルジャラル・カシモフ監督、ルトフラ・トゥラエフ選手

Q:明日の試合についての意気込みを。
カシモフ監督:
「明日は、我々にとっては今年初の公式戦となりますが、楽しい試合になると思います。広島は完成度の高いチームだし、FUJI XEROX SUPER CUPも良かった。メンタル的にもいい状況にあると思います。ただ、私たちのチームもいい状態にありますし、明日はいい気持ちで試合会場を後にしたい。何より、見てくれる人々が楽しい想いになれるような試合ができればいい」

トゥラエフ選手:
「監督の言葉、そのままの気持ちです。僕ら選手も、明日の試合をすごく楽しみにしています。広島はいいチームですし、スーパーカップも勝っている。とにかく、楽しみですね」

Q:トルコでキャンプを張っていたと思うのですが、日程を教えてください。
カシモフ監督：
「トルコのアンタルヤでトレーニングしてきて、その後半日ほどタシケント（ウズベキスタン）に戻って家族の顔を見て、日本にやってきました」

Q:２試合、トレーニングマッチを行なっていますが、（右サイドバックの）シュラフメドフと（ウクライナ人ストライカーの）ピシューが交代しています。その理由は？
カシモフ監督：
「シュラフメドフはケガで交代させました。今回は帯同していません。ピシューは来日しています」

Q:広島というチームの印象と彼らに対する対策は？
カシモフ監督：
「フェアプレーだし、チームとしてまとまっている。ポジショニングもうまいし、よくボールを動かしていますね。個々の力が強い選手もいますし、監督の戦術が浸透しています。これから彼らのマイナス面を探していきたい」
トゥラエフ選手：
「FUJI XEROX SUPER CUPの試合を観戦しました。監督からも、技術的に優れているチームだと聞かされています」

Q:アウェイの試合ですが、勝点３を狙いますか？
カシモフ「勝点３をとれれば嬉しいが、勝点１でも悪くはないですね」

Q:広島の選手で警戒するとすれば。
カシモフ監督：
「11番（佐藤寿人）、6番（青山敏弘）、7番（森崎浩司）、10番（高萩洋次郎）、４番（水本裕貴）。いい選手が多いですね」

Q:監督は１９９４年の広島アジア大会で、選手として優勝を果たしておられますね。
カシモフ監督：
「あの時以来の広島訪問です。私にとって、ここ（広島広域公園陸上競技場）はラッキースタジアムですね。明日もそうなることを願っています。
あの時、自分は選手でしたので、自分のプレーに対する責任を負えばよかったのですが、今は監督ですから、チーム全体に対して責任を負わねばなりません。そこは、大きく変わったところですね」

Q:日本の印象は？
カシモフ監督：
「昨年は大阪を訪れ、今年は広島。とにかく日本は、安心できる国ですし、ポジティブな印象しかありません」

トゥラエフ選手：
「私も、大阪・広島共に、いい印象を持っています」

カシモフ監督：
「実は私は、相撲が大好きなんです。チケットがとれれば、本当に観に行きたい（笑）」

Q:新外国人ＦＷのピシュー選手は、チームにとってどんな存在に？
カシモフ監督：
「彼は経験が豊富だし、ここまで背負ってきたものが違います。ウクライナでも重宝された選手。チームにとって彼の存在がいい方向に向かうことに期待していますね」

以上