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●宮本恒靖選手：
「皆さんこんばんは。今日は宮本恒靖引退試合にこれだけたくさんの人に集まってもらって本当に嬉しく思います。ありがとうございます。そして一緒にプレーをしてくれた選手のみなさん、皆さんのおかげで素晴らしい試合が出来ました。ありがとうございます。思いがけず息子がプレーする機会をもらい本当にいい思い出になりました。たくさんの人の協力を得てできた引退試合です、ありがとうございました。
１７年間の現役生活を振り返るといろんなことがありました。ガンバで試合に出れなかったこと、なかなか勝てなかった事、少しずつ勝てるようになったこと、日韓のワールドカップでたこと、ドイツW杯に出た事。ザルツブルクにいったこと、神戸に来た事…本当にいろいろありました。プロになった時から毎日、何が悪かったのか、何を変えていかなきゃいけないのか、ということを考え続けた１７年間でした。そうすることで少しずつレベルアップできたんじゃないかなと思います。

サッカーを通して考え続けなければいけない、歩みを止めてはいけないということを学びました。人生の大事なこともサッカーを通して教えてもらったように思います。ただ、まだ３５才ですので、これから人生まだあると思っているのでこれからも真摯にサッカーに向き合ってやっていきたいと思っています。
サッカーって、この日本でもっと大きな存在になれると思っています。そうなっていかなければいけないとも思います。
毎試合、スタジアムが満員になること、親子３世代が手を取り合ってスタジアムにいくことが普通になること、グラウンドがたくさんできて、子供たちがどこででもサッカーができるようになること。そして、ワールドカップで日本が優勝すること、絶対にそんな日が来ると僕は思っています。ただ、そのためには皆さんが、みんながそれぞれの立場でやることをやりましょう。選手はいいパフォーマンスを見せて、お客さんに感動を与えないといけないと思います。そして、皆さんは皆さんの立場でサッカーの良さ、素晴らしさを周りの人たちに伝えてください。周りの人たちをスタジアムに連れて来て下さい。僕は僕でこれからまた学ぶ事、経験して行く事で、またサッカー界の発展に貢献していきたいと思っています。
サッカーの力って本当に素晴らしいと思います。サッカーって本当に素晴らしいスポーツだと思います。２５年前、そんなサッカーに出会えて幸運だったと思います。そんな幸運に感謝しながら、全てのサッカー関係者のかたに感謝しながら、１７年間、ずっと宮本恒靖を応援して下さったファンの皆さんに感謝しながら、最後にいつもそばで支えてくれた家族に感謝をして、引退試合の挨拶とさせていただきます。今日は本当にありがとうございました」

以上