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【Jリーグ暴力団排除宣言】Jクラブ代表 ヴァンフォーレ甲府 海野一幸 代表取締役社長の挨拶(12.02.14)

2月14日(火)、JリーグではJクラブ全40クラブ、Jリーグ担当審判員、一般社団法人日本プロサッカー選手会と合同で暴力団排除宣言が実施されました。
式典出席者のコメントは以下の通りです。


●Jクラブ代表 ヴァンフォーレ甲府 海野一幸 代表取締役社長:

「クラブを代表し、一言決意を述べさせていただきたいと思います。

Jリーグができ今年で20年目ということで、最初は10チームでスタートし、その後チームが増えて今年はJ1、J2合わせて全40チームでのスタートとなります。

それぞれのクラブがホームタウンに根ざし、2週間に1回、ホームスタジアムで熱い試合を展開します。多くの若い人、おじいさんやお父さんに手を引かれる子どもたち、家族連れ、最近ではシニアのカップルなど本当に様々な皆さんがスタジアムに足を運んで、スタジアムの周りはいわゆるイベント広場になります。試合を巡っては『勝って良かった』『負けて悔しい』『アノ選手はどうだ』『勝点はどうだ』『昇格できた』など、普段の日常生活では味わえない感情や感動を経験しながら、地域の絆や連帯感が広がっているのではないかと思います。

私どものチームのことで恐縮ですが、人口19万人の甲府市、山梨県全体でも世田谷一区と同じ86万人の小さな地区ですが、1試合平均12000人のファン・サポーターが駆けつけて応援をしてくれています。おそらく、人口1000人当たりの入場者数で見れば日本トップクラスだと自負しています。その裏には行政、地元の企業、ボランティアの皆さん、マスコミの皆さん、サッカー協会関係者の支えがあるわけであります。我々はそうした皆さんの恩に報いようと、ただ試合でサッカーをお見せするだけではなく、色々な策で地元のために貢献しようとしているわけです。具体的にはサッカー教室、地域のイベントへの参加、ハンディキャップのある方の施設への訪問、小学校の巡回、大学との連携、エコ活動、介護予防事業などで、我々のクラブの場合は年間300回を越えるイベントを実施しております。多少の差はあれ、全クラブがこうした地域貢献活動を行っています。他のプロスポーツと全く違う点はここでございます。こうした活動を通してクラブは地域に親しまれ、地域のシンボルとなって、選手たちは子どもたちの憧れの存在となっていきます。

サッカークラブの価値とは何か。私は地域に幸せをもたらすことのできる存在だと思います。パブリックな地域密着を旨としている我々Jクラブでありますから、反社会的勢力との関わりは絶対にあってはならないことであります。ホームタウンとJクラブの価値を守り、Jクラブが『スポーツで、もっと、幸せな国へ』という願いをより確実にするために、今日から暴力団排除の宣言をいたしたいと思います」

以上
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