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富山は宮崎キャンプ4日目の9日、日南総合運動公園で横浜FCと練習試合(45分×3本)を行った。前線からのプレスでボールを奪って何度もチャンスを作るなど、昨季から継続して取り組んでいるアグレッシブなスタイルに磨きがかかり、チームづくりの順調さがうかがえた。3本目に新加入のFW木村勝太とFW西川優大が得点し、トータルスコア2−1(0−0、0−0、2−1)で練習試合2試合目にして初勝利を挙げた。
昨季からの継続路線で強化を図っており、現在は新加入選手5人を交えて基本戦術の再確認を行っている。1本目の先発はボランチに新加入の加藤弘堅が入り、ほかの10人は昨季からのメンバー。ワントップに苔口卓也、ツーシャドーに関原凌河と黒部光昭、両ワイドに大西容平と谷田悠介、ボランチは加藤と吉川拓也、DFは吉井直人、福田俊介、池端陽介、GK鶴田達也の[3−6−1]で臨んだ。1本目途中からFW西川、2本目途中からMFソ ヨンドクが入って2本目までの90分間を戦った。
攻守の切り替えの素早さ、プレッシングの連動性は昨年のシーズン時期とそん色ないレベルにすでに達している。関原が体を投げ出して相手DFのクリアを抑えにいくなど、前線から厳しくプレッシャーをかけ、ミスを誘発させて何度も好機をつくった。3本目の本日1点目もこのかたちから生まれた。西川のチェイシングに慌てたDFの横パスを右サイドで木村がかっさらって切り込み落ち着いて決めた。1、2本目とはメンバーが異なるこの3本目もチームの完成度は高く、先制点の直後にはFW平野甲斐が右サイドからヘディングでゴール前へ送り、木村がつぶれ役になってこぼれ球を西川が2点目を蹴り込んだ。
新加入の選手たちは富山のプレッシングサッカーに適応しようと守備戦術の理解に必死だ。西川は「得点に結びつた場面でもアプローチが遅かった。行ってよい場面なのかどうなのか迷うことも多いので、まだまだこれからです」。木村は「(前回の練習試合の)京都戦のようにまわりから(アプローチが)『遅い、遅い』と言われることがなくなった。良くなってきているのだと思う」と話した。安間貴義監督は「スライドの部分でどうしても新加入選手が遅れることがあるため危ない場面もあったが、1、2本目の加藤にしても本人が自覚しているので徐々に良くなる」と彼らを信頼している。
昨季から築いてきたベースの堅固さは本日の試合でも確認できた。今後の課題となってくるのが攻撃面の上積み。安間監督は「DFラインでのパス回しが遅くてテンポが出なかった。1、2本目の状況を反省して3本目は良くなった。加藤が前線を狙ったパスにチャレンジしていたのも今後につながる。ラストパスを通すこと、シュートを決めることは常に課題であり、シーズンをかけて取り組んでいかなければならない」と慌ててはいない。11日には攻撃面の現状チェックとトレーニングを狙って、カテゴリーが下のJFLのV・ファーレン長崎と練習試合を行う。
以上
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2012.02.09 Reported by 赤壁逸朗