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【2012シーズン始動!ニューカマー・レコメンド】フォアザチームに徹するハードワーカー:舩津徹也(富山→C大阪)(12.02.09)

2012シーズン始動!ニューカマー・レコメンド
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泥臭く汗をかきチームに献身するプレーヤーだ。「守備から攻撃にいくとき何度も出て行けるようにしたいし、それプラス、何度も戻れることも見せていきたい」。1月31日の加入会見でのコメントは自身の特長を的確に表現している。富山の勤勉なチームカラー、ハードワークが必須のJ2での戦いで培われた個性が、タイトルを狙う強豪に新風を吹き込むかもしれない。富山では3年間でリーグ戦99試合に出場して6得点。抜群の運動量に加えて身体能力が高く、当たりやハイボールの競り合いにも強い。ボランチ、センターバック、サイドバックと守備的なポジションにはすべて対応できる。郷里の大阪でJ1の舞台に羽ばたく時が来た。

大阪・藤井寺市の藤井寺SSから道明寺中学校。年齢はひとまわり違うが吉原宏太選手(水戸)の後輩にあたる。その後、立正大淞南高校(島根)、びわこ成蹊スポーツ大学を経て09年に富山に加入した。当時、富山はJFLから昇格したばかりで初めて迎えた新卒選手だった。春先から左サイドバックで起用されると、物怖じすることなくはつらつとプレーしてスタメンに定着した。6月14日(第21節)、初の地元凱旋となった長居でのC大阪戦ではゴールを決めて勝利に貢献している。派手さはないが、ここぞという時に勝負強さ、意外性を発揮するタイプだ。

2年目の10年には主にボランチとして31試合に出場。パスさばきなどで苦労はしたが、安間貴義ヘッドコーチ(のちに監督)のもと居残り練習を欠かさずに技術を磨いた。そして3年目の昨季、安間監督の戦術と起用法によってストロングポイントを全面に押し出すプレースタイルが確立された。「後ろからでも前に出て行くことができる推進力」(安間監督)を生かし、守備的なポジションにいながら高い位置でボールを奪取し、ゴール前に走り込むこともできる。リーグ終盤には2シャドーの一角として前線で体を張り、攻守一体のマルチロールぶりを発揮した。

昨季は選手会長を務め、東日本大震災の復興支援活動でも先頭に立った。愛される人柄から練習中はもっぱら怒られ役。監督から最も叱咤激励されてきた選手のひとりだ。その安間監督がよく口にしたのは「先のことを不安に思うのは今を一生懸命にやっていないからだ。今を大事にする者に道は開ける」。この言葉を肝に銘じて努力し、J1でプレーするチャンスをつかんだ。富山から初のJ1チームへの移籍でもある。富山のチームメイトやファンの期待も励みにして新たなステージで躍動する。

以上

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2012シーズンキックオフ!
FUJI XEROX SUPER CUP 2012
3月3日(土)13:35キックオフ/国立
柏レイソル vs FC東京

※同日開催 NEXT GENERATION MATCH
10:40キックオフ
U−18Jリーグ選抜 vs 日本高校サッカー選抜
※チケット好評発売中詳細は【こちら】


2012.02.09 Reported by 赤壁逸朗

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