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【キャンプレポート2012:福岡】2月8日(水):一歩ずつ、コツコツと(12.02.09)

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宮崎キャンプ7日目となった2月8日、福岡は生目の杜運動公園陸上競技場に栃木SCを迎えて、キャンプ2度目のトレーニングマッチを行った。試合形式は45分×4本。結果は0−0、1−1、0−0、0−0のトータル1−1。前田浩二監督は、「1月17日にチームをスタートさせてから初めて、我々が目指しているサッカーを同じステージに所属するチーム相手にぶつけた試合。ポジティブにいろんなものが見えた」とトレーニングマッチを振り返った。

トレーニングマッチで印象に残ったのは、まずは栃木のバランスの良さ。1本目はボール支配率では福岡が上回ったように感じられたが、自分たちの形を作って意図的にボールを奪っていたのは栃木。福岡はなかなか縦へボールを入れられない。ほぼ同じメンバーで戦った2本目では、栃木は一転して高い位置からの連動したプレスで福岡からボールを奪い、奪った瞬間に一気にスピードアップしてゴールを目指した。2本トータルで1−1のスコアだったが、完成度の高さという意味では栃木に軍配が上がる試合だった。

しかし、「今のチーム状態は戦術を理解するところから、浸透するところへさしかかっている状態。たとえれば、絵のデッサンを描いているところ」(前田監督)という福岡にすれば、大きく心配するものではない。不用意なプレーで失点を喫したシーンは残念だが、栃木に主導権を奪われる中でも、局面で粘り強い守備を見せて流れの中から崩されなかったことは、むしろ好材料とみていいだろう。そして、この時期は課題を見つけて修正していくのが主な作業。「ポジティブにいろんなものが見えた」という前田監督の言葉通り、現在のチーム状態を把握するという意味では、いいトレーニングマッチになった。

新しい福岡の形が見えたのは攻撃面。数は少なかったが、坂田大輔、高橋泰、成岡翔を中心にして、ワンタッチでボールをつないで相手を崩す形は、昨季までの福岡になかったもの。
「どうやって崩していくというイメージを共有できるシーンを増やしていけば、楽しいサッカーができると思う」と話すのは成岡。高橋も「ボールを繋いで相手を崩していくのが得意な選手が大勢いる。それがマッチすれば、今日のように相手を崩すことができる」と試合を振り返った。

「開幕までに80%の状態にし、シーズンを戦いながら20%を上積みする」というのが、前田監督の具体的なプラン。そのために福岡はコツコツとやるべきことを宮崎キャンプで積み上げている。決して大きな変化ではないが、少しずつ見える変化はその証。そしてサッカーは、そうすることでしか力は身につかない。足下を見つめながら、しかし力強く一歩を踏み出す。福岡は、そんな思いで宮崎キャンプを過ごしている。

以上

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2012.02.09 Reported by 中倉一志
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