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「試合ごとに良くなっている」この日のトレーニングマッチ(TM)を終えた尹晶煥監督のコメントである。
2月7日(火)の沖縄読谷村陸上競技場は、強風の中に小雨が混じるあいにくのコンディションだったが、指揮官は確かな手ごたえを感じているようだ。
50分のゲームを4本行い、全選手が出場したこの試合で、沖縄でのTMは3試合目となる。
対戦相手は、済州ユナイテッドFC。Kリーグで、2010年には準優勝したチームでもあり、試合開始とともに激しいプレスをかけてきた。
この日は、ボランチに高橋義希、右サイドMFに水沼宏太が入った。
その他のメンバーは、昨季を戦ったメンバーなので、連携には問題はない。気になるところは、この中に新たに加わった2人の連携と言うことだろうか。
その不安はキックオフのホイッスルとともに消え去った。
高橋義希は広く視野を確保し、もう一人のボランチ岡本知剛とともに攻守の役割分担を負い続けた。
前線では、FWの豊田陽平が身体を張ってタメを作るので、中盤からの攻撃参加も見られた。
もう一人の新加入選手、水沼宏太も同様に攻守に大器の片鱗を見せた。
FW池田圭がサイドに流れてボールを引き出したあとのスペースに、たびたび飛び込むプレーを見せた。
「徐々に慣れては来ているが、得点という結果にこだわりたい」と言うように、動きにはキレが見られるものの、アタッカーとしての結果はこの日も得ることはできなかった。
しかし、まだ3試合しか実戦形式を試していないことと、この日のコンディションを考えると、冒頭の尹晶煥監督の言葉にもうなずける。
TMを数多くこなしながら、戦術と連携を高めた方法は昨季と同じ。昨季の結果を知るものならば、この言葉に安堵できる。
10日あまりの沖縄キャンプでは、4試合(3試合は消化済み)が予定されている。
この調子で、多くの試合をこなしていけば、連携もコミュニケーションも問題なくとれるだろう。
試合だけではない。
夕食後には、全選手の前で2分間のスピーチを行い。プレー以外の自分をアピールすることも行なわれている。
厳しい練習を消化していく中で、辛さと達成感を共有することで連帯感は生まれる。
スポーツの持つ素晴らしさである。
一緒に練習やTMで汗を流し、一緒に入浴し、一緒に食事をする・・・。
鳥栖らしい、“絆”つくりで、今季も順調にスタートしている。
サッカーでは、チームワークが無ければどんな戦術も最高の結果を出すことができない。
以上
◆試合結果
サガン鳥栖 1−1 済州ユナイテッド
(1本目:0-0/2本目:0-1/3本目:1-0/4本目:0-0)
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2012年3月3日(土) 13:35キックオフ/国立
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2012.02.08 Reported by サカクラゲン