自主練習から引き揚げて来た阪倉裕二ヘッドコーチが河原和寿選手に一言。
「ゴール決めてくれよな。俺、ヒザぶつけちゃったし」
京都戦で河原選手が決定機でゴールを決めたと思い、思わず立ち上がった阪倉ヘッドコーチは机にヒザをぶつけたのでしょう(たぶん)。しかし、河原選手のシュートは惜しくもGKの顔面ブロックに阻まれ、今季初ゴールは今節の岡山戦に持ち越しとなりました。
練習後、河原選手にGKとの1対1のシーンに関してうかがうと、「力強いシュートを打っていれば顔に当たっても入ったのかなと。丁寧に打ち過ぎましたね。でも、GKのタイミングも良かった。ボールが浮いている時に考える時間があって、頭の上は手が出せないので、頭の上を速いボールで狙ったのですが…冷静でしたけどイメージ通りにはいなかったですね」と悔しさを露わに。でも、「シュートは外したけど、個人的にああいうシーンがなかったので、2列目からカウンターで出られて自分らしさが出たし、やっと自分の感覚ができて来た。得点する匂いがしてきました。1試合に3本シュートを打つ積極性を出したいですね」と、ゴールこそ奪えなかったものの、感覚はかなりいいものを掴んでいるようです。
花粉症に悩まされた時期も終わり、鼻の通りが良くなった河原選手が「得点の匂いがしてきた」という以上、ゴールを期待せずにはいられません。
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2011.05.02 Reported by 大塚秀毅