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【J2日記】東京V:ヤングパワーで(11.03.26)

被災地支援のため、各クラブでチャリティマッチや募金活動などが行われていますが、東京Vでも26日、今季加入した高木善朗選手、小林祐希選手、竹中公基選手のルーキー6選手が、ホームタウンとして活動を行っている多摩市、立川市の二手に分かれ、それぞれの募金活動に参加しました。

多摩センター駅では多摩市役所の職員の方々と一緒にキローラン木鈴選手、キローラン菜入選手、高野光司選手が、立川駅では立川市商店街連合会、立川商工会議所、立川青年会議所、立川観光協会の方々と一緒に高木善朗選手、小林祐希選手、竹中公基選手が活動を行いました。

その中で18歳の若者たちは、『募金を集める』ということだけではなく、さまざまなことを感じていたようです。
立川駅に立った小林選手は、ご自身も被災地・仙台に親戚が住んでいるとのことで、「東京では、直接的にはあまり大きな被害は受けていないから、どうしても現実味が薄いのかなとも思います。それでも、協力して下さった人は、『少しでも被災地の力になりたい』の気持ちを強く持ってくれていると思うから、嬉しかったです」と、より身近なこととして受け止めていました。
また、高木選手は、「被災地でも、その他の場所でも、今こそ僕たち若者の力が重要になってくると思うので頑張りたい」と語り、今後の日本を背負う世代のひとりとしての責任感と意気込みを強く感じていらっしゃいました。

震災から丸2週間が経ち、求められる支援は徐々に変わってきているはず。そして、今後さらに日が経つにつれ、必要とされる支援の種類・形はますます多岐にわたっていくのではないでしょうか。その中で、実質的な体力的な意味でも将来につながる発想的な意味でも最も力を発揮できるのが、高木選手のおっしゃる『若者の力』なのだと思います。そのことに世代の当事者たちが自覚を持ち、精力的にはたらこうという意欲を持っていることがとても頼もしく、素晴らしいことだと思いました。

被災者の方々のための義援金募金活動は、東京Vの未来を担うルーキーたちにとっても、非常に意義のある活動となったようです。

<募金活動後の参加選手コメント>

●竹中公基選手:
「困っている人のために少しでもなれればと思います。たくさんの方が募金に協力してくれて嬉しかったです。
被災された方々は本当につらいと思います。日本のみなさん。みんなで力を合わせて頑張りましょう!僕たちもできる限りのことをします」

●高木善朗選手:
「まさか日本でこのような大災害が起こるだなんて思っていなかったので、ショックはかなり大きかったです。
いろいろな人が募金をしてくれて、みんな気持ちは一緒なんだと思いました。ただ、時間帯もあったのかもしれませんが、若者が少なかったように思いました。当然、大人と比べたら入れられるお金は少ないかもしれませんが、僕たち若い力が協力し合ってもっと良い方向にいけばいい。募金という意味だけじゃなく、被災地でもその他の場所でも今こそ僕たち若者の力が重要になってくると思うので、頑張りたいです。やれることは限られているかもしれませんが、これからもこのような活動があればどんどん積極的に参加したりして、できるだけの協力はしたいと思っています。みんなで一緒に日本の復旧のために頑張りましょう」

●小林祐希選手:
「僕たちが元気を出さなければ暗くなってしまう一方だと思ったので、誠一杯声を張り上げて募金活動をやらせてもらいました。少しでも復旧のためになれば良いなぁと思っています。
先週もチャリティイベントをやりましたが、そこでもそうでしたし、今日もそうですが、こうしてチャリティ協力して下さる方々は、『少しでも被災地の力になりたい』の気持ちを強く持っていて下さっていると思います。僕たちと同じように、同じ日本人として一緒に苦しんでくれているのだと思うと嬉しかったです。
今はただ、みんなが協力するしかない。こういう活動で役に立てるのであれば、これからもどんどん積極的に参加したいと思っています」

●キローラン木鈴選手:
「被災地で苦しんでいる人がたくさんいるので、できるだけたくさんの義援金を集められたらなと思っていました。多摩市長さんが声を出してくれたり、キティちゃんも来てくれたりして、だいぶたくさんの人に募金に協力していただきました。まだ寒いですし、これで少しでも温かくなってもらえたらいいなと思います。
こっちでも、節電など小さいことかもしれませんが、自分たちのできることをやって少しでも貢献して力になりたいです」

●キローラン菜入選手:
「通りかかるみなさんも気にかけてくれて、積極的に募金をしてくれて嬉しかったです。そういう姿を見て、日本のみんなが1つになっていることを実感します。
被害の様子を毎日テレビなどで観て、本当に心を痛めています。募金活動や節電などをして、避難している人たちの生活が少しでも楽になればなと思います。被災地のみなさん、つらいでしょうが、必ず幸せな生活がまた訪れると思うので、信じて頑張って下さい。僕たちの精一杯協力します」

●高野光司選手:
「気持ちよく募金箱にお金を入れてくれる人が多くてありがたかったです。今までは見ている側の立場でしたが、今回自分が活動する立場になって、逆の立場の人の気持ちを考えることができました。喜んで明るく協力してくれると嬉しいですし、同じ気持ちで賛同してくれてるんだなという思いになりました。
震災時、東京にいる僕らもかなりの揺れを感じました。だから、実際の震源地はもっとスゴイ揺れだったと思うと本当に恐怖を感じます。
海外でも、たくさんの義援金を集めてくれたりして日本を気にしてくれています。日本は島国なので、なかなか情報が入らないですが、ああいう海外のリーグがチャリティをやってくれているのをみると、つながっているんだなと感じます。
こういう状況だと、ついつい自分のことばかり考えてしまうものですが、周りのことを考えて、仲間意識を強くもって、1日でも早く元に戻れたら良いと思います」

以上

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2011.03.26 Reported by 上岡真里江
(C)上岡真里江

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(C)東京ヴェルディ

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