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【J1:第34節 C大阪 vs 磐田】プレビュー:ACLへの思いを乗せて戦うC大阪の最終戦。ヤマザキナビスコカップ王者の磐田を金鳥スタに迎え撃つ(10.12.03)

12月4日(土)J1 第34節 C大阪 vs 磐田(15:30KICK OFF/金鳥スタチケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
スカパー!生中継 Ch363 後03:30〜
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11月は4勝1分とリーグ戦負けなし。清水、横浜FM、川崎Fと、上位争いのライバルを次々と蹴散らしたC大阪。前節の湘南戦での勝利を受けて、クラブ史上最高順位となる4位以内を確定させた。そして、最後に目指すのは、ACL出場権獲得条件となる、3位以内に入ること。2位鹿島、3位G大阪との勝点差が1で、自力で決めることはできないものの、勝てば他チームの動向によるが、可能性も開けてくる。そのためにも絶対に落とせないこのホーム最終戦では、ヤマザキナビスコカップ王者の磐田を迎え撃つ。

「今季のすべての成果をぶつけなければいけない」。C大阪のレヴィークルピ監督は、この最終節の戦いを特に重要視している。「C大阪は上位3チームに入るに、ふさわしい戦いをしてきた。そして、そのチャンスが最後に出てきた。選手たちには勇気を持って、恐れずにやってほしい」。J1復帰のシーズンにチームを上位争いに導いた名将は、今季の戦いに、選手たちの積み上げた力に自信を持って、勝利を目指している。

確かに、この終盤に来て、C大阪も万全の状態では決してない。激戦のJ1を乗り切ってきた代償は大きく、乾貴士、マルチネス、上本大海ら、攻守の主軸をはじめ、満身創痍の身体で戦う選手がほとんどだ。それでも、今のC大阪は、「誰が出ても問題なくやれると思う」と清武弘嗣も言うように、モチベーション高くプレーできる選手が数多く名を連ねている。

また、現に11月には、小松塁、家長昭博、清武、アドリアーノ、丸橋祐介、アマラウ、マルチネスと、実に7選手がゴールに絡んだ。また、得点こそ記録されなかったが、乾も相手オウンゴールを2度も誘発している。高橋大輔がケガで欠場を強いられても、酒本憲幸がその穴をきっちりカバーし、アシストでチームに貢献。若手では途中から常時起用され続けているルーキーの永井龍が、何度もゴールに迫るプレーを見せ、存在感を発揮しつつある。特定の誰かではなく、チーム全体でゴールを奪うことができている。それが、今季のC大阪の強みであり、この最終節でもサポーターの前で見せたいところでもある。

もちろん、対する磐田も、この試合はリーグ戦勝ち越しをかけた大事な一戦。ホーム最終戦では王者・名古屋に惜敗し、多くのサポーターに勝利をプレゼントできなかっただけに、「最後は勝利で締めくくって、今年は47ポイントで終えるというのが目標」(ジウシーニョ)でもある。そして、この試合には、前節でJ1通算100ゴールを達成した前田遼一の、2年連続得点王という個人タイトルもかかっている。現在、前田は16ゴールで得点ランキングトップタイ。自らのゴールで、チームの勝利と、得点王を、一気に手繰り寄せたいところだろう。C大阪には夏場に0-3と完敗した悔しい過去もある。そのリベンジを果たすべく、金鳥スタへとやってくるはずだ。

「難しいゲームになるだろう」とレヴィークルピ監督も磐田を警戒しているが、その難関を乗り切れば、C大阪にとって新しい何かが見えてくるはず。これまで、最終節では昨シーズンのJ2の鳥栖戦、2005年シーズンのJ1でのF東京戦など、何度も悔し涙を流した。しかし、「そのループを断ち切る日は必ず来る。それが土曜日の試合でなければならない。最後は何が何でも勝利する。結果を求めて戦う」(レヴィークルピ監督)。

果たして最後に笑って今季を締めくくれるのはC大阪か、それとも磐田か。場所は今季オープン後、C大阪が公式戦6勝2分と負けなしのキンチョウスタジアム。サポーターの熱気、プレーの迫力を間近に感じられ、サッカーの魅力が存分に楽しめる場所で、C大阪だけでなく、磐田にも「攻めきる」戦いを期待したい。

以上

2010.12.03 Reported by 前田敏勝
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