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【J1:第34節 京都 vs F東京】プレビュー:残留争いに決着!有終の美を飾りたい京都と全てをかけて残留を果たしたいF東京の一戦。どんな生き様が西京極に刻まれるのか。(10.12.03)

12月4日(土)J1 第34節 京都 vs F東京(15:30KICK OFF/西京極チケット販売はこちらリアルタイムスコアボード
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長かったシーズンを締めくくる最終節。だが、残留争いが決着するということで西京極はJ1注目のカードとなった。京都のホームゲームながら、今節の注目は、対戦相手のF東京と埼玉スタジアム2002の神戸の残留争いの結果であることは間違いない。J1最終節、残留へ最後の審判が下る。

15位のF東京は勝点36。降格圏内16位の神戸は勝点35、その差は1だ(⇒詳細)。
得失点差はF東京の方が9点多い。だから、勝点差が並ぶ状況ならF東京でまず決まりと考えてよいだろう。
つまり、F東京とすれば今節、京都に勝利すれば自力残留が決定。だがもし、京都に敗れれば、神戸の引分、敗戦で残留となるが、神戸が勝利すると降格へすべり落ちることになる。
F東京の選手とすれば、京都と戦うと同時に残留争いの精神的重圧とも戦わなければならず、相当負担の大きい試合となるはずだ。

そして、京都。「相手のことは何とも言えない。ウチはこのメンバーでやる最後の試合だし、もうこのメンバーが集まることもない。最後の試合何としても勝ちたい」と角田誠が語った通り、相手の雰囲気に飲まれずどう戦うかだ。
ただ、F東京も勝って自力で決めたいはず。一気に押し込んで先制を奪いたいと思うのが普通ではないだろうか。水本裕貴は「平山相太ら相手FWは点を取っているし、もともとF東京は攻撃的なチームなので集中が必要。まずは守備からという前提がウチにはある」と守備面での意識を説く。渡邉大剛も「勝ちに来る、点を取りに来る時にどれだけ我慢できるかも重要になると思う。点を取られている試合が続いているけど、最後の試合、意地を見せて勝ちたい」と決意を語った。
粘り強い守備を敢行し、そこから攻撃へと切り替える。中山博貴は「相手は残留が懸っているから前がかりになってくるだろうから(背後に)スペースができると思う。絶対に気持ちで負けないいい試合をしたい」と相手への攻略を整える。

降格の決まった京都にとって、最終節でどうモチベーションを上げ、チームでどう勝負への考え方をまとめるか、難しいところもあるだろう。
攻撃力のあるF東京が相手なら、90分の戦いを考え、守備態勢をしっかりと構えて「焦らないで」じっくり戦うことも考えなくてはならない。だが、得点を取れていない現状では決定機を一つでも多く作って何としてもゴールを奪いたい考えが強くなるのも仕方のないこと。
中山は「五分五分の所で我慢することも大事だし、今季はそれで引分けとかそういう試合も少なかったことは事実。でも最終節なのでそれよりも0−0で終わらせる、引分で終わらせるではなく、勝ちに行きたい。みんなも勝ちに飢えていると思うし、自信を持ってアグレッシブにやることで、個人の自信も取り戻せると思う」と、強気に戦うことの重要性を強調した。京都の戦う姿勢は固まった。その気持ちがピッチで表現されることに期待したい。

後は、F東京の出来か。残留争いのプレッシャーは想像以上に選手にのしかかる。
京都を観ていても残留争いが厳しくなるにつれ普段なら出来ていた展開が出来なくなる試合が頻繁に現れた。ボールに集中するあまりマークを外してしまうなど、普段ならまずケアできることができなくなってくる。
降格でクラブがどんな状況になるか、そういった考えが選手を追い込んでいく。その中でどれだけのプレーができるか、F東京の地力が試されるだろう。

ドラマ以上の生き様。最終節の西京極にはきっとそんな選手の姿が刻まれるのではないか。絶対に注目の一戦だ。

以上

2010.12.03 Reported by 武田賢宗
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