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【2010シーズンスタート!鳥栖:キャンプレポート】2月3日(水)新生サガン鳥栖、2009年AFCチャンピオンを撃破(10.02.04)

今年もJ's GOALでは、全クラブのキャンプ取材を実施します。
レポートに加えて、動画でトレーニングの様子や、選手の生の声をお届けする予定です。監督はもちろん、気になるあの新加入選手のインタビューなど、2月下旬までの間、取材をしていきますので、お楽しみに!
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ここまでの鳥栖の仕上がりが早いことは、前回のレポートでもお伝えした。それが本物かどうかを計る絶好の機会が訪れた。2月3日(水)、水前寺公園競技場で、2009年度AFCチャンピオンズリーグを制した浦項スティーラーズとのトレーニングマッチが行われたのだ。

約3週間前から熊本でキャンプを張っている浦項スティーラーズは万全の状態だったはずだ。韓国代表選手4名が抜けているとはいえ、相手がJ2クラブだからとなめてかかるはずはない。50分ハーフの変則マッチ1本目は、主力と思われる選手が名を連ねた。右サイドDFの2番パク(Hee-Chul Park)がスピードを生かして幾度となく前線に駆け上がり、精度あるクロスをFW10番のJOAO SOARESに送った。中盤でも6番のキム(Gi-dong Kim)が左右にボールを散らし、的を絞らせなかった。それでも、この試合に勝利したのは鳥栖だった。
鳥栖公式サイト 試合結果

前半は、両者とも無得点で終わったが、2本目でFWに入った池田圭が、9分に混戦の中から右足で押し込んで先制。45分にはMF衛藤裕が追加点を奪って勝負を決めた。特筆すべきは、先制点を生んだセットプレー。
前回のキャンプレポートを再読いただきたい。この時期に早すぎるのでは…と若干の不安を抱いていたが、それは杞憂だったようだ。むしろ、早朝練習から始まった鳥栖のキャンプで『連帯感』を培い、それをプレーで見せてくれた。キッカーには金民友と柳澤隼が入り、何やら打合せを行った。この間、前線に入った選手は細かなポジショニング修正を行う。蹴り直しを行う素振りからのサインプレーで、浦項スティーラーズの選手たちは一瞬足が止まり、そのスキを突いて決めたものだった。ここで見せたサインプレーは、ただ1つのプレーでしかない。しかし、『ゴールを目指す形』をこの状況の中で全員が共有できたことが、ここまでの鳥栖の仕上がりの良さを示している。昨年のAFCチャンピオンズリーグ王者相手に、鳥栖の『連帯感』を見せることができたのは、今季の鳥栖の新しい力と言える。

試合後にMF金民友は「まだ、キャンプ途中。これからまだまだコンディションは上がっていく。この試合の勝利が目的ではなく、これから来るリーグ戦での勝利が目的」とサポーターを泣かせる言葉を残してくれた。今月20歳になる鳥栖の新しい司令塔は、チームをさらに強くしてくれるに違いない。

奪ったボールをゴールに運ぶ手段は無数に存在する。
その中から1つの手段を選択するのは、容易なことではない。
手段を成功させる秘訣は、全員の意識が一致すること。そのために日々の練習を積んでいる。
今季の鳥栖は、練習を見ているだけでワクワクさせてくれる。
今年の鳥栖も熱くなりそうだ。

以上

J's GOALでは2010も全クラブキャンプ取材を実施します!
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