今年もJ's GOALでは、全クラブのキャンプ取材を実施します。
レポートに加えて、動画でトレーニングの様子や、選手の生の声をお届けする予定です。監督はもちろん、気になるあの新加入選手のインタビューなど、2月下旬までの間、取材をしていきますので、お楽しみに!
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1月27日から大分県日田市中津江の鯛生スポーツセンターで第1次キャンプが始まった。異例とも言える早朝練習を行った第1次キャンプのスタートから約10日、選手たちのコンディションも上々のようだ。29日の午後練習では、この時期にしては早すぎると思われるセットプレーの練習も行った。30日にトレーニングマッチが組まれていることもあり、この日の練習メニューとなったのだろうが、ここまでの仕上がりのよさが目に付く。
今季は、高さのあるFW豊田陽平、萬代宏樹が加わったこともあり、セットプレーが大きな得点源になることは間違いない。この2人に加え、MF早坂良太やDF木谷公亮の加入も心強い。昨季DFにコンバートされた市原大嗣もヘディングシュートを決めて存在感をアピールしていた。
しかし、今季のセットプレーに期待がかかるのは得点側の長所だけではない。セットプレーのキッカーとなる選手が多いことが、様々なパターンを生み出していると言える。山瀬幸宏、衛藤裕に加え、ルーキーのMF藤田直之と金民友もキッカーに加わっている。「各ポジションに2人ずつの補強ができた」(松本育夫監督)ことが、チーム内に競争意識をもたらし、それぞれの良さが相乗効果となって出ているようだ。
30日のトレーニングマッチで中津江キャンプを終了し鳥栖に戻ることになるが、昨季の中津江キャンプではフィジカルトレーニングが主体だったことを考えると、すべてにおいて仕上がりは早いと言える。「今年のチームは、試合で仕上げていくほうがいいチームになる」と松本監督は、その狙いを明かしてくれた。
確かに、これだけセンスを持った選手が多ければ、様々な戦術が考えられる。実戦の中で、その時の最良の手段を選択できるだけでなく、相手が最も嫌うサッカーをすることもできる。
選手の数こそ少ないが、バリエーションが揃ったチーム構成となった鳥栖。早めに仕上げて、様々なオプションを整えることができそうだ。2月17日から始まる第2次鹿児島キャンプまでの間にどのようなチームに仕上がるのかとても楽しみである。
昨季のシーズンの余韻はもうない。
私たちの目は、早くも開幕戦に向いている。
どんなメンバーで臨むのか、誰が得点するのか、スコアはいくつなのか…。
期待ばかりが浮かんでしまう。
その期待に応えようと、選手たちも日々の練習に励んでいるし、厳しいメニューをこなしている。
あらためて、これもサッカーだと思う。
どこをとってもサッカーはおもしろい。
以上
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2010.01.30 Reported by サカクラゲン