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“周作スマイル”はいかがでしたか?
広島の新加入会見の際に見せた湿りっ気のない、屈託のない、まるで澄みきった青空のようにカラリとした笑顔。これが西川周作の全てなのだ。下部組織の大分U-15から育った大分の顔は、子どもからお年寄りまで、誰からも愛されるキャラクターである。きっと広島でも、癒し系GKは人気者になるであろうと確信している。
もちろん実力は申し分ない。各世代別の代表では正GKを務め、08年の北京五輪にも出場。昨年は日本代表デビューも飾り、実績も国際経験も豊富なため、AFCチャンピオンズリーグに初出場する広島にとって心強い存在になるはずだ。秀逸なのは、左足から繰り出すキックである。正確無比のパントキックとフィードは、もはや芸術品。レーザービームの如く、一直線に伸び、ブレることはない。ルーキーイヤーには、高精度の左足が買われFKを蹴ったこともある。
さらには、今も語り継がれる名場面がある。03年の日本クラブユースサッカー選手権U-18での福岡戦で直接FKを決める離れ業を見せた。「ロベカルのような直線的な弾丸シュート」だったと、当時のチームメイト梅崎司(浦和)が証言している。また、同カードでFKからアシストも記録しており、『大分のチラベルト(※注)』の愛称はここから生まれた。
西川は、今季の目標で「アシストを記録したい」と話していたが、ワンタッチゴーラーの佐藤寿人がいるだけに、彼とのホットラインを築けば目標達成の可能性は高い。また得点にも期待したいので、是非ともペトロヴィッチ監督には、プレースキッカーとして西川という選択肢があることを覚えていてもらいたい。
以上
(※編集部注)ホセ・ルイス・チラベルト:元パラグアイ代表。ゴールキーパーとしての実力に加え、FKやPKキッカーを務め、ゴールキーパーながら多くの得点を挙げたことで知られる。
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■2010シーズンの幕開け!FUJI XEROX SUPER CUP 2010
2月27日(土)13:35/国立
鹿島 vs G大阪
★この試合のチケットは1月23日(土)10:00から発売開始!
2010.01.21 Reported by 柚野真也