J2元年を過ごしたファジアーノ岡山が12月13日（日）、今季最後の合同練習を岡山市中区の財田練習場で行ないました。前日、開催された報告会では、選手・スタッフがサポーターに1年間の感謝を伝え、交流をさらに深めた様子。その流れで、朝まで飲んでいた選手も多かったようですが、そんな身体に「いい感じ」のミニゲームがスタートしました。

トップ・ネクストの選手が5チームに分かれ、残るもう1チームは、監督・コーチらによるスタッフチーム。この日は、練習見学に総勢200人以上のサポーター・ファンが集まり（写真1）、ストレッチを始める手塚聡監督の姿を見つけ、「まさか、手塚監督もゲームするの？」という囁きが広がったのも束の間、元日本代表FW・手塚監督がピッチに！　来季、監督を務める影山雅永ヘッドコーチとの連係も上々で、選手は「空気読むな！」と声を掛け合い、ガチ勝負が繰り広げられました。パワフルな大型ストライカーとして、現役時代「重装車」と呼ばれていた手塚監督、そして、俊足のディフェンダーとして鳴らした影山新監督の姿には、視線を集める「華」はありましたが、ちょっとバランスを崩しちゃっている？というシーンも（写真2）。

約1時間半のミニゲームの後、MVPに臼井仁志選手が選ばれ、優秀チームには手塚監督から賞品が手渡されました（写真4）。終了後は、選手とスタッフがサポーター・ファンの前で一列になって、キャプテン・川原周剛選手から挨拶がありました。いい結果は出せなかったけれど、J加入初年度を存分に楽しんだ岡山。報告会で聞いた「岡山の人は、手塚監督を一生忘れません」という言葉が何度も頭にリフレインします。東北社会人リーグ1部で、JFL昇格を目指す福島ユナイテッドFCの新監督となる手塚監督をはじめ、今季限りで岡山を去る選手も多く、シーズンを締めくくるこの日、練習終了後も名残りの時間がずっと続きました。

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