[企画趣旨]
小野伸二、稲本潤一、高原直泰、遠藤保仁らに代表される1979年〜1980年生まれの世代が、ワールドユース(99年ナイジェリア大会)で準優勝してから10年が過ぎようとしています。彼らは「黄金世代」と呼ばれ、名実ともに日本サッカー界を牽引してきました。しかし、その後の日本サッカー界をみると、際立って有望なタレント集団が現れず、五輪やユース年代の世界大会では勝ち上がることができないまま現在に至っています。
なぜ日本サッカー界は停滞してしまったのか?その謎を解く鍵は、「黄金世代」の選手たちの軌跡を辿ることで見えてくるはずです。
そこで、本書では「黄金世代」の選手20名のインタビューをはじめ、フィリップ・トルシエ、山本昌邦など「黄金世代」を率いた指導者諸氏に取材を敢行。彼らの証言をもとに、「黄金世代誕生の背景」「99年ワールドユース準優勝の真実」「黄金世代それぞれの10年」を検証しました。
さらに、彼らの言葉から選手育成のキーワードを分析。「次世代が頭打ちになっている理由」「新たなプラチナ世代誕生の条件」を紐解き、日本サッカー躍進の可能性を探ります。―プレスリリースより―
[Contents]
1章 黄金世代誕生の背景と軌跡
2章 黄金世代証言集
3章 黄金世代を越えるために
[インタビュー収録選手]
小野伸二、稲本潤一、高原直泰、遠藤保仁、小笠原満男、中田浩二、本山雅志、永井雄一郎、加地亮、播戸竜二、市川大祐、南雄太、羽生直剛、藤田健、高田保則、氏家英行、手島和希、大島秀夫、石川竜也、酒井友之
[インタビュー収録指導者]
フィリップ・トルシエ、山本昌邦、反町康治、上野山信行、黒田和生、山口隆文
[体裁]
発売日:2009年9月18日/定価:本体1,600円+税/四六判ソフトカバー/392ページ
[出版社]
SKI JOURNAL PUBLISHER, INC.
URL: http://www.skijournal.co.jp
[著者紹介]
元川悦子 Etsuko Motokawa
1967年、長野県生まれ。千葉大学法経学部卒業後、業界紙、夕刊紙記者を経て、94年からフリーランスのサッカージャーナリストとして活躍中。現場での精緻な取材に定評がある。Jリーグからユース年代、日本代表、海外サッカーまで幅広くフォロー。ワールドカップは94年アメリカ大会から2006年ドイツ大会まで4回連続で現地に足を運んでいる。著書に『U-22』(小学館)、『初めてでも楽しめる欧州サッカーの旅』(NHK出版)、『古沼貞雄・情熱』(学習研究社)などがある。
以上