第39節・岡山vsC大阪戦で、後半ロスタイムに1点を返し、C大阪の完封を阻んだ岡山のキャプテン・川原周剛選手。そのC大阪戦の4日前、神崎山練習場で川原選手は、テレビカメラの前で歌をうたっていました。
これは、岡山市男女共同参画社会推進センターの10周年を記念する、男女共同参画讃歌「さんかくソング〜未来へ〜」のPV撮影時のこと。岡山市で活躍する人たちが1フレーズを歌い、それをつなぎ合わせて1本のPVが完成します。トレーニング後、「川原選手が、歌をうたうらしい」という囁きが広がり、注目が集まる中、練習場のはずれで撮影準備開始。岡山のキャプテンとして、さまざまなパブリックシーンで務めを果たす川原選手は、淡々と誠実に仕事をこなす印象です。この日も、照れることなく歌い始めましたが、撮影上の小道具として持ったボールを、やたらグルグル回していました。
以前、キャプテンとしての役割を聞いた時、「僕の場合は、あんまり深く考えてないことが、いいのかなと思います」と答えていた川原選手。彼が岡山に加入したのは、06年の中国リーグ時代。C大阪戦でのJ初ゴールは、当時から応援していた岡山のサポーターに、ひとしお大きな喜びをもたらしました。試合翌日である9月14日のJ's GOALフォトランキングでは、川原選手の写真が堂々10位にランクイン。彼の活躍は岡山にとって「なくてはならないもの」です。
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2009.09.15 Reported by 尾原千明