スカパー！生中継 Ch181 15:50〜（解説：安井孝志、実況：牧内直哉、リポーター：豊田麻衣）
☆勝敗予想ゲーム
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２位C大阪を撃破した11位の富山が今節も難敵に挑む。３連勝中で４位の甲府はリーグでいま最も乗っているチームだ。厳しい戦いになるのは必至だが、大阪長居スタジアムを静まり返らせたファイティングスピリットで、今度はホームの観客を沸かせたい。
第15節（5月17日）の初対決では、富山がFW石田英之の２得点で２−１の逆転勝ちを収めた。だが、勝負の結果と正反対にその後の両チームの明暗は分かれた。
甲府は「今季一番悪い出来」（安間貴義監督）に奮起し、今節まで６試合負けなしの５勝１分けと急上昇。得点も15と量産し、前節は熊本を４−１で下してクラブ記録タイの３連勝を飾った。FW金信泳の今季７点目が、クラブのリーグ通算500点目となった。３位の仙台と勝点44で並び、首位の湘南にも同３差に迫り、安間監督は「チームはさらに一丸となって次に向かっていける」と語っている。
一方の富山は負傷者が続出し、無得点が５試合続いて２分け３敗と勝利から遠ざかった。そのトンネルを抜け、第２クール初勝利を挙げたのが前節のC大阪戦だった。気をよくして、前回の雪辱を期す甲府を迎え撃つ。
富山の前節は、６試合ぶりのゴールが勝利に直結した。開始１分、C大阪のDF裏を狙ったCB堤健吾のロングフィードがきれいにFW石田に渡り、１対１でGKのファールを誘った。GKは退場し、PKを石田がきっちり決めた。
“金星”（大相撲で、平幕の力士が横綱を破った時の勝ち星）とも伝えられたが、試合中の選手たちは、「人数の少ない相手には負けられない」との気持ちだったという。２−２に追いつかれても闘争心を失わず、MF朝日大輔が果敢に仕掛けて決勝ゴールを奪った。今節も、４試合続いているホームでの無得点に終止符を打つことで流れを引き寄せたい。
FW木本敬介がけがから復帰し、出場停止だったMF姜鉉守も戻って攻撃のバリエーションは増える。期待したいのが、第１クールでチームに勢いを与えた第９節・岡山戦のファインゴールを決めたFW永冨裕也。それから得点こそないが、前回の甲府戦ではパスの起点となって働きが目立った。「ボールを受けてはたく自分の役割をミスなく果たし、積極的にシュートも打っていきたい」とゴールへの意欲を高めている。
富山の楚輪博監督は「甲府は強い。FW３人と石原、藤田の攻めが強力で、マラニョンもチームプレーに徹している。サッカーに対する真剣さがあり、手本にしたい」と言う。MF渡辺誠は「甲府は前回に比べて、守りが良くなり中盤がきつくなっている。勝つためには、しっかり走るのが前提。相手が前がかりになったスペースを生かしていきたい」と話した。恐れず、侮らず、虎視眈々と上位連破を狙っている。
以上
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第4回取材予定：
・6月20日(土) 徳島（取材）vs横浜FC
・6月21日(日) 湘南（取材）vs札幌
2009.06.20 Reported by 赤壁逸朗
