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インタビュー 鹿島アントラーズ 植田 直通

――まずはチャンピオンシップ出場を勝ち取った今季の鹿島の戦いを振り返ってください。

「1stステージで優勝できて、チャンピオンシップ出場につながったわけですけど、2ndステージはなかなか結果を出せず、悔しいシーズンになってしまいました」

 

――1stステージで優勝できた要因はどこにあったのでしょう?

「やっぱり失点が少なかったところですね。終盤まで無失点でいって、そこで1点を取ってもらって1-0で勝つような試合がたくさんあった。そういう勝ち方を実現するためには、やっぱり守備が大事だったんじゃないかなと思います」

 

――非常に勝負強いという印象を受けました。

「1stステージはそういう部分を出せたので、今回のチャンピオンシップでも同様の戦い方ができればいいなと思います」

 

―― 一方で、2ndステージは11位。突如、勝てなくなってしまった原因は?

「僕はディフェンスの選手だし、失点が多くなったことに責任を感じています。複数失点する試合がかなり多くなっていて、守備の意識が低くなっていたのが、原因だと思います」

 

――チーム全体として低くなっていたと?

「後ろだけの力で守れない部分もあるので、チーム全員でもう少し、守備の意識を高められれば良かったですね」

1stステージはわずか10失点。植田をはじめとする守備陣の奮闘が光った
1stステージはわずか10失点。植田をはじめとする守備陣の奮闘が光った

 

――シーズン終盤は4連敗も経験しました。チームとしてどう修正していこうと考えていたのですか?

「正直、正解がまだ分からないですけど、やっぱり一番は勝つことだと思います。4連敗した時も、ディフェンスとしては失点が減らないし、攻撃もなかなか点が取れない。両方が問題を抱えていて……。みんなも考えることが多かったと思いますが、やっぱり、とにかく全員で戦うこと。そこが一番大事ですし、ひとつ勝てれば勢いに乗れると思う。このチャンピオンシップに挑む前に、天皇杯で一つ勝てたので、その結果は大きかったですね」

 

――良くなっているという手ごたえは?

「ここからは一発勝負ですし、リーグ戦の結果は関係ない。そこは忘れて、しっかりとここだけに集中していくだけです」

 

――今季の個人のパフォーマンスを振り返ると?

「悔しいの一言です。1stステージは試合にも絡んで優勝できましたけど、2ndステージでは思うような結果が出なかったし、個人としても不甲斐なかった。挽回するのはこのチャンピオンシップしかないので、しっかり結果を残したいです」

 

――準決勝で対戦する川崎フロンターレの印象は? 今季のリーグ戦の対戦では鹿島の1分1敗と勝利を挙げられませんでした。

「やっぱり攻撃力の高いチームだと思いますし、技術のある選手もたくさんいるので厄介な相手ですね。ただ、自分たちもそこに向けてトレーニングをしていますし、引き分けでは上に行けないレギュレーションなので、しっかりと得点を取ることを意識しつつ、後ろはゼロで終えられるようにしていきたいと思います」

リオ五輪、2ndステージと悔しい経験をしてきた植田にとって、CSはその悔しさを挽回するチャンスとも言える
リオ五輪、2ndステージと悔しい経験をしてきた植田にとって、CSはその悔しさを挽回するチャンスとも言える

 

―― 一発勝負は伝統的に鹿島が得意とする戦いですよね。

「そうですね。ただ、昔と今は別だと思うので。今は僕たちがやっているわけで。でもその伝統は引き継いでいかないといけないですし、実際に上の方たちから伝わっている部分もあると思います。そうした意識を表現していくだけですね」

 

――チャンピオンシップではどんなパフォーマンスを見せたいですか?

「個人どうこうではなく、チームが勝つためにプレーする。それだけです」

 

――タイトルを獲るために一番重要になるものは何だと思いますか?

「たくさんあると思いますけど、チームが一つになることが一番だと思います。タイトルを獲る自信? もちろん、あります」

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