新指揮官を迎えたYS横浜。「運命的なモノを感じる」S級同期対決

　明日にJ3開幕戦を迎えるYS横浜は9日、ニッパツ三ツ沢球技場で前日会見を行った。今季から新たに就任したシュタルフ・悠紀・ リヒャルト監督、主将の宮尾 孝一が参加し、鳥取戦への意気込みを語った。

　「いよいよ開幕戦を迎えることになりました。私にとってはJリーグ最初の試合なので、非常に楽しみにしています。開幕までのトレーニングを選手たちは一生懸命取り組んでくれて、いい準備ができたと思います。明日、サポーターの目の前で『今年のY.S.C.Cは一味違うぞ』と思ってもらえるようなプレーが出せたらいいなと思っています。（シュタルフ監督）。

　ここまでYS横浜が取り組んできたのは今までクラブが積み重ねてきた“自分たちからアクションを起こすサッカー”に加えて「1対1のデュエル、切り替えのスピード、情熱的にサッカーをするというキーワードとともに準備をしてきた」（シュタルフ監督）。そのフットボールを鳥取相手にどれだけ表現できるかが楽しみな点になりそうだ。

　そんな新YS横浜が迎え撃つ鳥取との対戦には二つの注目点がある。それは「お互いデビュー戦の相手をできるのは運命的なモノを感じる。ものすごく髙木監督にお世話になった」という相手指揮官の髙木 理己監督とのS級同期対決、宮尾 孝一が「負けたくない」と話す公私共に親交が深かった元チームメイトの西山雄介らとのマッチアップ。開幕戦という緊張感のある中、ピッチで邂逅する旧友との対戦を心待ちにしているようだった。

　明日の13時、ニッパツ三ツ沢球技場でキックオフするYS横浜vs鳥取。「どのチームも僕らにとってはジャイアントキリング。今年の楽しいサッカーを披露して白星スタートを切れたら最高です」（シュタルフ監督）。

　文・写真：高澤 真輝（エルゴラッソYS横浜担当）

　

■選手・監督コメント

――開幕戦へ向けての意気込みをお願います。

シュタルフ 悠紀 リヒャルト監督：いよいよ開幕戦を迎えることになりました。私にとってはJリーグ最初の試合ですので、非常に楽しみにしています。開幕までのトレーニングを選手たちは一生懸命取り組んでくれましたので、良い準備ができたと思います。明日、スタジアムに足を運んでくださるサポーターの目の前で『今年のY.S.C.Cは一味違うぞ』と思ってもらえるようなプレーが出せたら良いなと思っています。

宮尾 孝一：今シーズンが始動してから、すごく良い準備ができている中で明日の開幕を迎えられると思っています。明日はすごく良い試合ができると、僕たち選手も思っているので是非、勝てるように頑張りたいです。去年と比べて僕たちもチャレンジができています。まずは新しくチャレンジしてきたことをピッチで発揮したいです。

――鳥取の髙木 理己監督とはS級同期です。

シュタルフ 悠紀 リヒャルト監督：正直嬉しいです。お互いのデビュー戦の相手ができるのは運命的なモノを感じています。去年1年間、S級でものすごくお世話になったので、良いパフォーマンスを見せることで良いお出迎えができたらなと思っています。髙木監督にも会えることを非常に楽しみにしています。