開幕への意気込み
ロアッソ熊本
初のJ3に挑む熊本。熊本市内の百貨店でキックオフイベントを実施
初めてのJ3に挑むロアッソ熊本は、試合前日の9日夕方、熊本市中央区の鶴屋百貨店サテライトスタジオにて「開幕戦前日キックオフイベント」を行なった。
この場所で、チームがこうしたイベントを行うのは、05年のクラブ発足時に、セレクションを経て編成された新チームのメンバー発表以来、実に14年ぶり。チームからは渋谷 洋樹監督、主将の鈴木 翔登、新加入のFW原 一樹の3人が姿を見せたほか、クラブのマッスルアンバサダーとして活動するスガッシュさん、マスコットのロアッソくん、そして鶴屋百貨店女子バスケットボール部のチーム公式キャラクターである「つるッピー」が登場。会場には多くのサポーターが集まったほか、買い物客も足を止めていた。
イベントではトークショーが行われ、原は「鶴屋さんにはなんでも売っていると聞いたので、『点がとれるスパイクが売っていたら買って帰ります』」と述べて会場を笑わせた。
ファンからの「J2昇格を争うライバルチームはどこですか?」との質問に対して、渋谷監督は「昇格を目指すすべてのチームがライバル」と述べ、キャプテンの鈴木も「1年でJ2復帰という最大のミッションに向かって頑張っていきたい。ぜひ皆さんには後押し、そしてご声援をよろしくお願いします」と決意を見せた。
トークショーと質疑の後はフォトセッションを行い、最後はこの日限定のパネルを始め、Tシャツなど選手のサイン入りグッズが当たる抽選会が行われた。
チームは明日13時から、ホームの「えがお健康スタジアム」にAC長野パルセイロを迎えて開幕戦を戦う。
文・写真:井芹 貴志(エルゴラッソ熊本担当)
■選手・監督コメント
――チームの仕上がり具合はいかがでしょうか?
渋谷 洋樹監督:お忙しいなか、たくさんの方に来ていただきありがとうございます。1月19日から、昨年の悔しい思いを持って選手たちは鍛錬して、非常に良い状態で明日を迎えられます。ぜひスタジアムに来ていただいて、応援してほしいというのが私からのお願いです。雨かもしれませんけれど、ぜひ来ていただければと思います。
――長野の印象は?
渋谷 洋樹監督:J3リーグが始まってからずっと在籍しているチームですが、監督は昨年、栃木を率いていた横山 雄次監督で、非常にアグレッシブで、厳しく守備をするチームですし、前線の選手は個人の能力が高いと自分では思っています。横山監督は大宮時代に一緒にやっていた非常に優秀な監督です。昨年は栃木に2敗しましたので、しっかりと勝って、勢いに乗っていきたいと思います。
――サポーターの皆さんにひとことお願いします。
渋谷 洋樹監督:今年1年でのJ2復帰、そこに向かって全員が一丸となって戦っていきます。皆さんの力をいただきたいので、ぜひスタジアムに足を運んでいただいて、一緒に戦ってください。よろしくお願いします。
――開幕前日の心境は?
鈴木 翔登:シーズンがスタートしてから良い形でトレーニングができていて、楽しみな気持ちと、初戦なので緊張も入り混じった心境です。
――どんなプレーを見せたいですか?
鈴木 翔登:勝ちたい気持ちを強く持って、頑張りたいと思います(といって、餅を取り出す)。僕の気持ちと、餅の「もち」を掛けて、持ってきました。(※明日のスタジアムで配るとのこと)
――サポーターの皆さんにひとことお願いします。
鈴木 翔登:明日開幕ということで、選手、チーム、一丸となって戦います。1年でJ2復帰というのが最大のミッションなので、そこに向かって頑張っていきたいと思います。ぜひ皆さん、後押し、そしてご声援をよろしくお願いします。
――明日の試合に向けての抱負を聞かせてください。
原 一樹:もちろん、勝利を目指します。開幕でプレッシャーのかかるゲームなんですけど、しっかりゴールを取って、勝点3を取りたいと思います。
――シーズンを通しての目標は?
原 一樹:J2復帰というのがまずはチームの目標で、絶対に成し遂げなくてはいけないんですけど、僕自身もJ3で一番点が取れる、得点王を目指そうと思います。鶴屋さんはなんでも売ってると聞いたので、ゴールが取れるスパイクや明日の作戦も売ってたら、買って帰りたいと思います(笑)
――サポーターの皆さんにひとことお願いします。
原 一樹:先ほど行ったように、たくさんのゴールを取りたいと思っているので、ここにいる皆さんがスタジアムに来てくれて、僕たちの背中を押してもらい、そして地域全体で、みんなで、J2復帰というミッションを成し遂げられるように、スタジアムで僕たちの背中を押してください。頑張ります。