2019明治安田生命Jリーグ 2019明治安田生命Jリーグ

開幕への意気込み

藤枝MYFC

地元出身選手が増えた今年の藤枝。開幕・福島戦は“84年生まれの競演”にも注目!

 藤枝MYFCと福島ユナイテッドFCの開幕戦前日会見は、藤枝駅前の商業ビル1階にあるイベントスペースで開催された。会場は施設内を通行する買い物客や学生たちからもよく見える開放的な場所で、サポーターや一般客も無料で入場できる形式になっていたのが新しいところ。

 出席者は、藤枝から石﨑 信弘監督と杉本 拓也キャプテン(GK)、福島から松田 岳夫監督と阪田 章裕キャプテン(DF)の4人。初めは一般的な会見形式で、両チームの監督、選手が開幕戦にかける意気込みやチーム状況を語ったが、その後は一般参加者からの質問を受ける時間も設けられた。

 サポーターからはなかなかマニアックな質問も寄せられた中、「明日の開幕戦で警戒している選手は?」という質問に対して福島の阪田選手は次のように回答。

 「僕と同級生の成岡選手、谷澤選手、松岡選手、養父選手です。今年35歳になるんですが、みんなまだサッカーをしているのは楽しみでもあるし、まだまだ頑張れると思うので、一緒になって頑張っていきたいです」(阪田)

 1984年生まれの選手が多い両チームの対戦。J1やJ2でも実績のある選手が多く、そこも楽しみな要素となる。

 また、84年組で名前が挙がった成岡、谷澤をはじめ、今季の藤枝は地元出身選手が一気に増えた。

 その点について藤枝明誠高出身の新キャプテン・杉本選手は「地元の選手が増えたことで、僕の友人からも『あの選手が入ったね』とか『観に行くね』という声が増えましたし、応援されている感というのは昨年に比べて非常に強くなったと感じます」とコメント。

 地元密着度が増した新生MYFCの藤枝らしいサッカーにもぜひ注目してほしい。

文:前島 芳雄

 

■選手・監督コメント

 ――開幕戦への意気込みを

 石崎 信弘監督(藤枝):1月の中旬から練習を始めて、鹿児島での合宿を経て約2カ月練習を積み重ねてまいりました。選手も昨年から半分以上変わりまして、ベテランから若手と新しい選手が入ってチーム内の競争はすごくできたと思います。トレーニングしてきた成果を明日の試合で出せるように、チーム一丸となって戦っていきたいと思います。

 杉本 拓也(藤枝):2カ月弱で良い準備ができたと思うので、それを出せるように。開幕戦というのは独特の雰囲気があって、何年やっても緊張するものですけど、それを楽しみながらチーム一丸となって戦って、笑って終われるようにしたいです。

 ――また現在のチーム状況についてお聞かせください。

 石崎監督(藤枝):藤枝MYFCを応援してくれる地域出身の6名の選手が新たに入ってくれました。ベテランから若手までいる中で、ベテランがチームを引っぱっていってもらいたいですし、若手はそのベテランにしっかりついていきながら、競争の中でポジションを取ってもらいたいと思います。(チーム状況は)まだ2カ月弱なのですべての部分はまだできていないですが、大学生やJリーグのチームと練習試合をしてきて、新しい選手も自分たちがやるべきことを理解してくれていると思います。開幕戦でそれを出していくということと、1年間を通してサッカーの精度を上げて、最終的には良い結果が出せるようにしていきたいと思います。

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