宮崎vs名古屋のマッチレポート・動画(JリーグYBCルヴァンカップ:2025年3月20日)
一覧へJリーグYBCルヴァンカップ 1stラウンド 第1回戦 2025年3月20日(木)14:03KO いちご宮崎新富サッカー場
試合終了
00前半0
0後半0
0延前1
0延後2
7SH10
10CK9
12FK16
3
延長戦の末に。名古屋がつかんだ今季公式戦初勝利
明治安田J3で7位につける宮崎は、今季で二度目のJリーグYBCルヴァンカップ参加となる。1stラウンド1回戦では、Jリーグオリジナル10の名古屋をホームのいちご宮崎新富サッカー場に迎えた。公式戦では初対決となる両チーム。現在J1で最下位の名古屋は下位カテゴリーの相手とのカップ戦とはいえ、窮地脱出のきっかけとなる試合にしたい。
名古屋にとって一番の好材料は、長谷川 健太監督が「光」と表現していたGKシュミット ダニエルの復帰だろう。それを含め、名古屋はリーグ前節・東京V戦からスタメン4人を変更。宮崎は公式戦初出場となるGKイ チュンウォンを含めてリーグ前節・栃木C戦のスタメンから6枚を変更し、新しめの顔ぶれが並ぶ。
6分、宮崎の吉澤 柊がペナルティーエリア前でボールを収めようとしたが、収まらず。7分、名古屋はCKのチャンスを得るが、イ チュンウォンに足ではじかれてゴールならず。
名古屋は10分、原 輝綺を起点に宮崎陣内でボールを回すが、攻めあぐねて結局シュミット ダニエルまで戻す。宮崎は18分、イ チュンウォンが前線の松本 ケン チザンガにロングフィードを送ろうとしたが、ボールは風に流され、タッチラインを割る。その1分後には松本 ケン チザンガがシュートを放つが、名古屋DFがこれをはね返す。25分あたりからはアグレッシブなボールの奪い合いを繰り広げるが、どちらもゴールには至らない。
29分、名古屋の永井 謙佑がペナルティーエリア内でGKと1対1になるが、イ チュンウォンにキャッチされる。32分、宮崎の安田 虎士朗がボールを奪ってCKに持ち込む。そのCKから阿野 真拓がクロスを上げるが、オフェンス側にファウルがあったとしてゴールならず。
38分、名古屋は連続CKから稲垣 祥がシュートを放つが、ボールはクロスバーを大きく越える。前半はスコアレスのまま折り返した。
宮崎はハーフタイムに河合 駿樹に代えて、力安 祥伍を送り出す。
宮崎は57分、坂井 駿也が佐藤 瑶大に倒される。佐藤 瑶大にはイエローカードが出された。宮崎は65分、井上 怜と奥村 晃司を入れる。67分には名古屋が山中 亮輔と中山 克広を投入した。
名古屋は69分、中山 克広がポケットに進入するが、宮崎の田中 誠太郎が体を張って守った。71分は宮崎の攻撃。下川 陽太から松本 ケン チザンガにパスが通るが、シュミット ダニエルにキャッチされる。75分、宮崎はCKから波状攻撃を繰り出すが、力安 祥伍のシュートはクロスバーを越えた。88分には井上 怜がクロスを送るが、シュミット ダニエルにキャッチされる。宮崎がやや有利に試合を進めるが、後半も得点は入らず、試合は延長戦に突入した。
延長前半の98分、投入されたばかりの菊地 泰智が宮崎ゴールをこじ開け、名古屋が先制に成功する。さらに112分、浅野 雄也が追加点を挙げる。そして、延長後半のアディショナルタイムには浅野 雄也が3点目を決めた。宮崎は最後まで果敢に攻めるも、ゴールは生まれず。名古屋が今季公式戦初勝利を挙げた。
[ 文:高浜 確也 ]