
明治安田J1リーグは2日に第8節の10試合が開催される。前節から中2日、3日の戦いとなるだけに、各チームは総力戦が求められてくるだろう。
首位の鹿島はアウェイで広島と対戦。前節は神戸を下し、6戦負けなしとした。好調を維持するレオ セアラが今節も重要な役割を担うだろう。対する広島は京都に敗れ、今季初黒星を喫した。得点力に課題を抱えるなか、初出場を果たしたヴァレール ジェルマンが救世主となれるか。
2位の町田はG大阪の本拠地に乗り込む。前節は福岡と引き分け、連勝が3でストップした。それでも終了間際に追いつく粘りを披露しており、今節も勝負強さを示したい。G大阪は新潟と引き分け、2試合勝利がない。こちらも終盤に追いつく執念を見せている。2ゴールを挙げたイッサム ジェバリが今節も結果を残せるか。
3位の柏はアウェイで京都と対戦。前節は東京Vと引き分け、3試合勝利がない。チャンスを作りながらも決め手を欠いた攻撃陣が意地を見せられるか。京都は広島を下し、2連勝と調子を上げている。2戦連発のラファエル エリアスに今節もかかる期待は大きい。
4位の川崎Fはホームに湘南を迎える。前節はFC東京を下し、3試合ぶりに勝点3を手にした。開幕戦以来となるゴールを決めた山田 新がチームにさらなる勢いをもたらす活躍を見せられるか。湘南は清水に敗れ、4試合勝利から遠ざかる。加入したばかりの奥埜 博亮と小田 裕太郎が嫌な流れを断ち切る役割を担いたい。

5位の清水は浦和とのアウェイゲームに臨む。前節は湘南を撃破し、5試合ぶりに白星を掴んでいる。2ゴールで勝利の立役者となった北川 航也が今節も攻撃のカギを握るだろう。一方の浦和はC大阪と引き分け、ここまでわずか1勝と調子が上がらない。今季、3ゴールを記録するチアゴ サンタナが古巣相手にも結果を残せるか。
横浜FCはホームで神戸と対戦。前節は名古屋に敗れ、連勝はならなかった。加入後初ゴールを決めた鈴木 武蔵がここから勢いに乗っていけるか。神戸は鹿島に敗れ、連勝はならず。ここまで5得点と攻撃に課題を抱えるなか、今季はまだゴールのない武藤 嘉紀に結果が求められる。

東京VvsFC東京のダービーマッチも、今節の注目マッチとなる。東京Vは前節、柏と引き分け、3戦負けなしとした。得点力に課題を抱えるなか、今季はまだ結果が出ていない染野 唯月の初ゴールが待たれる。FC東京は川崎Fに敗れ、4試合勝利がない。4試合連続で得点を奪えておらず、攻撃陣の奮起が何より求められる。
新潟はホームに福岡を迎える。前節はG大阪と引き分け、今季初勝利はまたしてもお預けとなった。長谷川 元希、矢村 健ら攻撃陣は結果を出しているだけに、複数失点が続く守備陣が意地を見せたいところだ。福岡は町田と引き分け、連勝が3で止まっている。終盤の失点で追いつかれただけに、試合の終わらせ方がポイントになりそうだ。
名古屋vs横浜FMはここまでわずか1勝と、下位に沈むチーム同士の対戦となる。名古屋は前節、横浜FCを下し、待望の初勝利を挙げた。価値ある先制点を決めたキャプテンの和泉 竜司がチームを上昇気流に乗せる活躍を見せられるか。横浜FMは岡山に敗れ、連勝はならず。開幕戦以来ゴールがないアンデルソン ロペスの復調が待たれる。
C大阪はホームで岡山と対戦。前節は浦和と引き分け、6試合勝利がない。苦しい戦いが続くなか、途中出場が続く香川 真司が嫌な流れを断ち切る活躍を見せられるか。岡山は横浜FMを下し、早くも3勝目を挙げた。7試合でわずか3失点の堅守をベースに、今節も粘り強く試合を進めていくはずだ。
■各試合の見どころをチェック
東京VvsFC東京
川崎Fvs湘南
横浜FCvs神戸
新潟vs福岡
名古屋vs横浜FM
京都vs柏
G大阪vs町田
C大阪vs岡山
広島vs鹿島
浦和vs清水