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八戸vs新潟のマッチレポート・動画(JリーグYBCルヴァンカップ:2025年3月20日)

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PK戦までもつれるゲームを制したのは新潟。苦しみながらも今季公式戦初勝利


ついに開幕を迎えたJリーグYBCルヴァンカップの1stラウンド1回戦、八戸と新潟の試合が八戸のホーム・プライフーズスタジアムで行われた。試合の3日前に大雪に見舞われた青森県八戸市は、前日まで雪が降り積もる状況だったが、クラブスタッフの懸命の除雪作業で試合当日を迎えた。

プラスタ特有の浜風が強く吹き、気温は8.5℃だが、体感温度はさらに低く感じられる中で行われた試合。開始早々、新潟は長谷川 元希がフリーで放ったミドルシュートからCKのチャンスを得ると、4本立て続けにCKからゴールを狙うが、うまく合わせることができない。それでも8分、右CKから橋本 健人のクロスのこぼれ球を小見 洋太がボレーで叩き込んで新潟が先制点を挙げる。

八戸も15分、1トップの澤上 竜二が左サイドに流れてクロスを上げる。このボールに反応した井波 勇太がワントラップからシュートを放つが、GK吉満 大介の好セーブに阻まれる。それでも八戸は44分に右CKのチャンスを得ると、ショートコーナーから稲積 大介のクロスに近石 哲平が合わせて、同点に追いつく。

1-1で迎えた後半、八戸は開始から音泉 翔眞中野 誠也を投入し、さらに攻撃に力を入れる。57分、左サイドでボールを受けた稲積 大介がサイドを駆け上がると、中央の中野 誠也にパスを送る。ボールを受けた中野 誠也は反転してシュートを放つが、吉満 大介の正面。61分には、相手DF陣のミスからボールを奪った脇坂 崚平がそのまま持ち込んでミドルシュートを放つが、またしても吉満 大介の好セーブによって得点を奪えない。

八戸の堅守を前に攻撃の形が作れない新潟は63分、若月 大和太田 修介を投入して攻撃の糸口をつかみにいくが、流れは八戸がつかんだまま。67分に投入された鏑木 瑞生佐藤 碧が中心となって新潟ゴールに迫るシーンを作り、八戸はフィニッシュまで持っていく回数が増えていくものの得点は奪えず、試合は延長戦へ。

延長戦に入っても流れは八戸がつかみ、101分に高い位置でボールを奪うと、妹尾 直哉がドリブルで運び、数的優位の状況を作る。しかし、ボールを受けた鏑木 瑞生は新潟の懸命のブロックによってシュートを打つことができない。105分にも八戸が高い位置でボールを奪うと、妹尾 直哉佐藤 碧とつないで最後は音泉 翔眞がシュートを放つが、相手DFが懸命のブロックでゴールを死守。さらにアディショナルタイムには、ゴール正面約25メートルの位置で直接FKを得た八戸だったが、妹尾 直哉の狙い澄ましたシュートは壁に当たり、ゴールを奪えなかった。

さらに、八戸の妹尾 直哉が左サイドを抜け出し、ゴール前へ速いクロスを送る。これに中野 誠也が飛び込んだが、クロスバーにはじかれてしまい、最後まで逆転ゴールは奪えず。勝負の行方はPK戦に委ねられた。

先行の新潟は1人目のキックがGK大西 勝俉に止められてしまうが、その後はすべて成功。対する八戸は2人が失敗してしまい、PKスコア4-2で新潟の勝利。

苦しみながらもアウェイの地で今季公式戦初勝利を挙げた新潟は、4月9日に鳥栖vs松本の勝者と対戦する。

[ 文:夏目 二郎 ]
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