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沼津vs柏のマッチレポート・動画(JリーグYBCルヴァンカップ:2025年3月20日)

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悔やまれる前半の出来。沼津、今季もJ1クラブの壁を超えられず


JリーグYBCルヴァンカップ1stラウンド1回戦でJ3沼津がJ1柏に挑んだ。

沼津はリーグ戦のメンバーから微調整。グスタボ リッシ佐藤 尚輝齋藤 学鈴木 輪太朗 イブラヒームが今季初先発のチャンスをつかみ、大卒ルーキーのGK前田 宙杜がプロ初先発で沼津デビューを飾った。

対する柏は直近の明治安田J1第6節・広島戦からGK小島 亨介古賀 太陽を除く、9選手を変更。広島戦で今季初ゴールを決めた細谷 真大が1トップに入った。

試合はいきなり動く。8分、沼津がGK前田 宙杜を経由してつなごうとしたところに、柏が前線からプレッシャーを掛けてミスを誘うと、最後はボールを受けた仲間 隼斗がフィニッシュ。精度の高いシュートが枠内に吸い込まれ、柏がファーストチャンスをゴールにつなげた。

幸先の良いスタートを切った柏は、最終ラインからボールをつないで相手陣へ押し込んで、ボールを奪われても素早く囲い込む。その流れで試合が進む中、相手陣でプレーする時間こそ長かったが、そこからシュートまでは持ち込めない。

それでも、32分に沼津のビルドアップに対して前線からプレスを掛けてボールを奪ったところから島村 拓弥がシュートを放てば、33分には相手のクリアボールを拾った細谷 真大が自らシュートまで持ち込む。43分には左サイドから右サイドへと展開して中島 舜がシュート。前半終盤にかけて決定機を作っていくが、2点目を仕留め切れないまま前半を終えた。

前半は相手に攻め込まれ、守備で耐えしのぐ展開が続いた沼津だったが、篠﨑 輝和グスタボ リッシらDF陣を中心にゴール前での粘りを見せて耐えしのぐ。後半立ち上がりにも左サイドを崩されて仲間 隼斗にシュートを許したが、篠﨑 輝和が三度目のゴールカバーに入って、ピンチを瀬戸際でしのぐ。

すると、沼津が時間とともに流れをつかみ始める。前半は柏のビルドアップに対して前線からのプレスでうまく連動できなかった守備をハーフタイムに修正し、最終ラインが勇気を持って相手のシャドーを捕まえにいくことで、高い位置でボールを奪う機会が徐々に増えていく。

その中で58分には、高い位置でボールを奪った佐藤 尚輝が、味方とのパス交換から再びボールを受けて強烈なミドルシュートを放つ。ただ、これはポストに嫌われる。

73分には、沼津U18に所属する17歳の中野 遥翔や大卒ルーキーの藤井 建悟らを投入する3枚代えでさらに攻勢を強める。特に左ウイングに入った中野 遥翔がドリブルを果敢に仕掛けてチームに勢いをもたらすが、最後まで柏の守備を打ち破れず。柏が逃げ切って順当に2回戦へ進出した。

一方の沼津は後半に守備を修正し、攻守にわたって自分たちのアグレッシブな戦いを取り戻すことができたが、「それを前半からできなければやはり勝利を手にするのは難しい」と中山 雅史監督。相手の圧力を受けてしまった前半の出来を悔やむ形で、2回戦で当時J1の札幌に敗れた昨季と同様にJ1クラブの壁を超えられず、敗退となった。

[ 文:森 亮太 ]
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