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栃木Cvs鹿島のマッチレポート・動画(JリーグYBCルヴァンカップ:2025年3月20日)

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手に汗握る好ゲーム。J1鹿島が勝負強さを発揮


JリーグYBCルヴァンカップ1stラウンド1回戦、J3栃木CのホームにJ1鹿島が乗り込んだ一戦は、前半から一進一退の激しい攻防が続いた。

どちらもペースをつかみ切れないまま時計の針が進んでいったが、徐々にホームの栃木Cが相手ペナルティーエリア内に進入するシーンを作り出していく。16分には吉田 篤志のクロスに東川 続がニアで合わせたが、フィニッシュはサイドネットに。20分には相手のビルドアップのミスに乗じ、吉田 篤志がカウンターからチャンスを迎えたが、フィニッシュはうまくボールにヒットしなかった。

鹿島は前半、右サイドを高くせり上げながら攻撃の形を模索していたが、コンビネーションの精度が足りず、なかなか相手ペナルティーエリア内に進入することができない状況が続く。ただ、28分には相手の一瞬のスキを突いた田川 亨介が中央から強烈なシュートを放ってクロスバーに直撃させるなど、回数こそ少ないが、一発の鋭さから相手ゴールを強襲していく。

それでも流れは栃木Cにあり、34分にはハイプレスから相手ボールを回収するとカウンターに移行したが、吉田 篤志のフィニッシュワークには精度が伴わなかった。

後半に入ると、序盤から激しくゲームが動いていく。46分、栃木Cが攻勢をかける中で奥井 諒が鋭いミドルシュートを放ったが、わずかに左へ外れた。対する鹿島も後半になるとギアを入れ直すように前がかりになっており、51分には背後を突いたチャンスから田川 亨介が決定機を迎えたが、これはGK相澤 ピーターコアミがファインセーブでしのぐ。その直後、鹿島は左サイドからペナルティーエリア内に進入したシーンでPKを獲得。しかし、このPKは荒木 遼太郎のキックを読み切った相澤 ピーターコアミがしのぎ、栃木Cは最大の難を逃れた。

54分、今度は栃木Cがカウンターから決定機を迎えたが、東川 続のフィニッシュはボールにうまくヒットせず、ゴールを奪うことができない。60分には藤原 拓海が右サイドから相手DFを振り切って強烈なシュートを打ち込んだが、これはGK早川 友基がギリギリで手を届かせてCKに逃げた。

どちらがゴールを奪ってもおかしくない攻防の中、鹿島が選手交代も交えながらペースを上げ、地力の差を見せていく。63分に鈴木 優磨松村 優太を投入すると徐々に前への圧力を高めていき、迎えた69分。FKの折り返しを濃野 公人が押し込んでついに均衡を打ち破った。

その直後、栃木Cはカウンターからタオフィック ジブリルが抜け出したが、最後は早川 友基が仁王立ち、これも防ぎ切った。

その後は鹿島が選手交代を進めながらボールへの圧力を増していき、栃木Cから自由を奪っていく。そのまましっかりとゲームをクローズすることに成功し、1-0で逃げ切った。

両チームともに決定機が多い試合となったが、現在明治安田J1で首位に立つ鹿島が勝負強さを発揮し、2回戦へコマを進めた。

[ 文:鈴木 康浩 ]
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