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岐阜vs横浜FCのマッチレポート・動画(JリーグYBCルヴァンカップ:2025年3月20日)

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J1の貫禄を見せた横浜FC。押し込まれるも、終わってみれば2-0


J1からJ3までのJリーグ全60チームが参加するJリーグYBCルヴァンカップが開幕した。岐阜メモリアルセンター長良川競技場で行われた1stラウンド1回戦では、J3の岐阜とJ1の横浜FCが対戦。両者が相まみえるのは明治安田J2で戦った2019年以来となる。

岐阜は中3日、横浜FCは中4日ということもあり、直近のリーグ戦から先発メンバーを大幅に変更した。岐阜は甲斐 健太郎萩野 滉大を除く9人、横浜FCは市川 暉記山﨑 浩介駒沢 直哉を除く8人が変更。これまで出場時間が少なかった選手たちがどれだけ躍動するのかにも注目が集まった。

序盤に主導権を握ったのはホームの岐阜。軽快なパスでリズムを作り、横浜FCゴールに迫る。しかし、ラストパスの精度とゴール前ではやらせないJ1チームの守備を前に決定機は作り出せない。フィジカルの面でも横浜FCが1枚も2枚も上手だった。

一方で守備面でもうまく試合に入ることができたのは岐阜。前線からのプレッシャーもアグレッシブで、相手にボールを持たれたときには、ボランチが1枚降りて[5-4-1]に可変してブロックを作り、J1チームにチャンスを作らせずに試合を進めた。

しかし、一発でその状況を変えてしまうゴールが横浜FCに生まれる。27分、サイドチェンジで右に大きくボールを振ると、ジョアン パウロの早めのクロスからこぼれ球に走り込んだ中野 嘉大がシュートを放ち、ゴールネットを揺らす。集中した守備を見せていた岐阜だが、こぼれ球への反応が遅れてしまった。

さらに37分には、鈴木 準弥のフィードを胸で収めた駒沢 直哉がそのまま反転。DFをかわしてGK後藤 大輝と1対1になると、落ち着いてシュートをゴールに流し込む。チームメートから「そんなプレーができたのか」と驚かれるほど、スキルフルなトラップからのシュートで横浜FCがリードを広げた。

後半の立ち上がりは、リードをする横浜FCがリズムをつかむ。53分には古巣戦となった村田 透馬のクロスから追加点のチャンスを作ったものの、中野 嘉大のシュートはわずかにポストの左へ外れて追加点とはならない。

ホームでJ1チーム相手にジャイアントキリングを目指す岐阜は56分に3枚代え。すると相手の疲れも相まって、再びボールを保持できるようになる。しかし、大島 康明監督が「もっと相手を打ち負かすプレーを出したら良かったのに」と言うように、横浜FCの守備ラインを壊すようなプレーはできず、64分に投入された泉澤 仁の再三のクロスも中央で合わせることができない。74分にはワンツーで駆け上がった石田 崚真が強烈なミドルシュートを放ったものの、ここはGK市川 暉記が好セーブを見せた。

岐阜はアディショナルタイムになんとかホームサポーターに喜んでもらいたいと、CKのチャンスで2点差がある中でもGKの後藤 大輝を攻撃参加させて1点を狙いに出たが、ここでも得点とはならず。試合はそのまま2-0でJ1の横浜FCが勝利した。

試合の主導権を握り、押し込んだのはJ3の岐阜だったものの、個々のデュエルや決定力という面では横浜FCがJ1の貫禄を見せ、終わってみれば実力差通りの結果になったと言えるだろう。

[ 文:斎藤 孝一 ]
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2025年4月5日(土)14:00 Kick off

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