札幌vs甲府のマッチレポート・動画(明治安田J2リーグ:2025年3月29日)
一覧へ明治安田J2リーグ 第7節 2025年3月29日(土)14:03KO 大和ハウス プレミストドーム
試合終了
00前半1
0後半0
10SH12
4CK5
6FK13
1
- 7'荒木 翔
開始早々にCKから奪った得点が決勝点に。甲府がアウェイで白星
立ち上がりから互いに相手ボール保持者に対してアプローチを掛け、その中で相手のミスを誘発しては攻撃へと移り合う攻防が繰り広げられた。その中で7分、左CKから荒木 翔が蹴り込んで、アウェイの甲府が先制点を奪う。
その後はリードした甲府が若干、守備意識を高めて受けに回り、札幌がボールを保持する時間帯が増えるのだが、技術的なミスが多く、うまくパスがつながらない。ときおり、偶発的に相手守備の背後にパスが通る場面があるといった程度となっていた。スパチョークは独力で存在感を示していたが、厚い守備網に阻まれてしまっていた。
その後は甲府がカウンターで脅かす場面が徐々に増え、サイドも広く使いながら試合をコントロールしていった。札幌は積極的にプレスに行く選手とスペースを埋める選手とが混在してしまい、攻守両面で難しい戦いとなっていた。技術力のある青木 亮太の個人能力に頼りたい状況ではあったが、そこは当然、甲府も封じてくる。
後半の札幌は選手交代や陣形の変更などを施しながら同点、逆転を目指してより前がかりに攻め込んだ。それに対して甲府はカウンターやリスタートなどを生かして、追加点をもくろむ。スコアを反映した極めて一般的な展開ではあったが、互いの勝利への意欲が高いゆえ、迫力のある戦いが演じられていた。
その後も同じシチュエーションで試合が進んでいき、終了間際はより一層、札幌の攻撃と甲府のカウンターに勢いが増していったが、最終的には甲府の粘りが実った格好となり、1-0のままタイムアップ。甲府がアウェイで見事に勝点3を奪ってみせた。
[ 文:斉藤 宏則 ]