熊本vs山形のマッチレポート・動画(明治安田J2リーグ:2025年3月16日)
一覧へ明治安田J2リーグ 第5節 2025年3月16日(日)13:03KO えがお健康スタジアム
試合終了
10前半1
1後半2
5SH10
3CK2
10FK10
3
追いつかれても突き放し、最後はダメ押し。得点力を示した山形が2連勝
1勝1分2敗の熊本と1勝3敗の山形、ともに今季2勝目を目指す一戦。ホームの熊本が前節・徳島戦からスタメン3人を入れ替えたのに対し、山形は前節・秋田戦から先発、控えともに変更なく、同じ顔ぶれでのスタートとなった。
序盤、山形が後方からの長いボールを前線に送って押し込めば、熊本も奪ってからの早い切り替えで応戦。お互いにゴールに向かう姿勢を見せる中、山形は12分、自陣から左へ展開し、國分 伸太郎からのスルーパスを受けたディサロ 燦シルヴァーノが持ち込む決定機を迎えるが、シュートはわずかにポストの右にそれる。
15分過ぎからボールを保持して相手陣内での時間を増やしていった熊本も両サイドからゴール前にボールを入れるが、なかなか決定的な形には持ち込めない。
27分に熊本の阿部 海斗、31分に山形のディサロ 燦シルヴァーノがそれぞれアクシデントでピッチを退いたあと、スコアが動いたのは33分。左CKの流れからゴール前の混戦を國分 伸太郎が押し込み、山形が先制。熊本も38分、大西 遼太郎のクロスに塩浜 遼と半代 将都が飛び込むが、触ることはできず。山形のリードで前半を終えた。
後半の立ち上がりも高い位置からプレッシャーを掛ける山形がペースを握るが、熊本もサイドから徐々に形を作り始め、77分、岩下 航のインスイングのクロスに半代 将都が合わせて同点に。その後も追いついた熊本が流れをつかみかけたが、山形は深いエリアまでは運ばせない。逆に82分、熊本のバックパスが短くなったところを堀金 峻明がさらって持ち込み、冷静に流し込んでJリーグ初ゴール。さらに終了間際の90分には、途中出場の高橋 潤哉がイサカ ゼインの折り返しから左足を振り抜き、2試合連続となるゴールを決めてダメ押し。
山形は2連勝で10位に浮上し、敗れた熊本は16位に順位を下げた。
[ 文:井芹 貴志 ]