富山vs磐田のマッチレポート・動画(明治安田J2リーグ:2025年3月9日)
一覧へ明治安田J2リーグ 第4節 2025年3月9日(日)14:03KO 富山県総合運動公園陸上競技場
-
33'松田 力
75'碓井 聖生
81'神山 京右 - 71'マテウス ペイショット
富山が磐田に快勝し、12年ぶりにJ2で2連勝
ホームの富山が連勝を狙ってアグレッシブに立ち上がり、ハイプレスと素早く裏を突く攻めで磐田に真っ向勝負を挑んだ。序盤は磐田にセットプレーから立て続けにゴールを脅かされたが、GK田川 知樹がチームを救う。10分、磐田の右FKからマテウス ペイショットが合わせたヘディングシュートを右に飛んでセーブした。
すると22分に富山が決定機を創出し、伊藤 拓巳が左から裏に抜け出すも、シュートはサイドネットへ。直後の左CKから今度は今瀬 淳也が頭で合わせたが、決め切れなかった。
交互に攻め合う中で33分、富山のチェイシングが磐田GK川島 永嗣のパスミスを誘い、カットした武 颯からパスを受けた松田 力が決めて均衡が破れた。ハーフタイム明けの48分には最終ラインからのフィードで右から抜け出した富山の髙橋 馨希がループシュートを放つが、磐田は駆け戻った江﨑 巧朗がかき出してしのいだ。
磐田はハーフタイムに投入された角 昂志郎がチャンスを演出。54分に植村 洋斗のスルーパスで右から抜けたが、クロスに走り込んだ松原 后のシュートは枠外へ。60分にも角 昂志郎のクロスに今度はマテウス ペイショットが合わせたが、決め切れない。71分、右サイドからのジョルディ クルークスのクロスをマテウス ペイショットが頭で決めて、ようやく同点に追いついた。
しかし、富山の勢いも衰えず、75分に相手陣で奪ったボールを途中出場の碓井 聖生がドリブルで持ち込んで左足を振り、勝ち越し点を奪取。さらには81分、右サイドのFKから神山 京右が押し込んでリードを広げた。磐田は運動量の落ちない富山の守りを攻略し切れず、点差を詰められずにタイムアップを迎えた。
富山は磐田に対して初勝利。J2における富山の2連勝は2013年10、11月の第38、39節以来。
[ 文:赤壁 逸朗 ]