熊本vs大宮のマッチレポート・動画(明治安田J2リーグ:2025年3月2日)
一覧へ明治安田J2リーグ 第3節 2025年3月2日(日)13:03KO えがお健康スタジアム
試合終了
00前半0
0後半4
3SH14
3CK1
9FK8
4
55分、上がったゴールラッシュの狼煙。4発大勝の大宮が首位浮上!
ホームでの連勝を目指す熊本と、開幕3連勝を狙う大宮が対戦。熊本は最終ラインでプロ1年目の李 泰河が初めて先発入りした以外は同じ顔ぶれでのスタート。対する大宮も先発は前節・甲府戦と同じだったが、安光 将作とオリオラ サンデーが控えに入った。
序盤から互いに丁寧にボールを動かしながら前進する意識を見せる中、熊本は6分、右から阿部 海斗がクロスを入れるが、シュートまで持ち込めず。しかし、出足の良いポジショニングでのセカンド回収やインターセプトから徐々に流れをつかんでいく。ただ、時間の経過とともに大宮も熊本のプレッシャーに慣れ、ミドルブロックからのカウンターでチャンスをうかがう。だが、小島 幹敏が運んで左から泉 柊椰が鋭いクロスを入れた17分の場面はGK佐藤 優也に阻止され、こぼれ球に反応した豊川 雄太のシュートもブロックされてゴールならず。29分にも左から泉 柊椰が仕掛けて杉本 健勇が狙うが、体を張った熊本の守備陣にはね返され、スコアレスで折り返した。
後半立ち上がりの50分、大宮は右からのFKに濱田 水輝がファーで合わせる。これはサイドネットに外れたが、55分に豊川 雄太のヘディングシュートの跳ね返りを泉 柊椰が押し込んで先制すると、57分には自陣からの縦パスに抜け出した藤井 一志が3試合連続となるゴール。2点ビハインドを負った熊本は、60分に2枚代えで塩浜 遼と竹本 雄飛をピッチへ送り出す。ただ、62分にも大宮の藤井 一志が熊本ディフェンスラインの背後へ抜け出し、佐藤 優也の反応を見ながら冷静なループを決めて3-0と突き放す。
終盤にかけて熊本もフレッシュな選手を入れて反撃に出るが、交代カードをうまく使いながら流れをコントロールした大宮は、途中出場のカプリーニがアディショナルタイムに4点目を決め、開幕3連勝を達成。得失点差で千葉を上回り、首位に浮上した。
[ 文:井芹 貴志 ]