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福岡vs浦和の見どころ(明治安田J1リーグ:2025年4月6日)

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この流れをつなげるために。ともに欲する『3』

開幕3連敗と苦しいスタートとなりながらも、明治安田J1第4節・神戸戦から前節・新潟戦までを4勝1分として好調に転じた福岡。対する浦和も開幕4戦未勝利とスタートでつまずいたが、その後の4試合は2勝2分と毎試合勝点を獲得しており、調子が上向いている。そういうチーム同士だからこそ、好調の波に乗り続けるために今節での勝利には強くこだわるだろう。

前節で新潟に1-0と勝利を収めながら「勝ちを拾えたことは大きいが、内容的には乏しかった」と、厳しい見方をして気を引き締めた福岡の金 明輝監督。浦和に対して「新潟と少し似ている部分がある」とポゼッション志向のチームだとの印象を持っており、今節でも新潟戦で見せたボール奪取に向かう能動的守備の実践を示唆する。

一方で「前からプレスに行ったときにチアゴ サンタナ選手を生かして一気にひっくり返すような、縦に速い攻撃も仕掛けてくる」と、新潟とは異なる攻撃手法を浦和が持つことも指摘。そこも踏まえて金 明輝監督がどんな守備対応を仕込むのかは注目点の1つ。そして、守備対応ではあるけれども同時に攻撃面の有効策でもある、というのが策士・金 明輝監督がここまでのゲームで見せてきた采配。そんな指揮官が浦和のストロングポイントを消し、自らの長所を生かすためにどんな選手を起用し、どのように配置するかはこの一戦の大きな見どころとなる。

金 明輝監督は「個の質で解決するチーム」と浦和を評した。特に今季新加入の選手や負傷復帰明けの選手の活躍がここに来て、浦和の好調の要因になっている。前節・清水戦では期待の新戦力であるマテウス サヴィオの今季初ゴールと、負傷復帰から初の先発出場を果たした渡邊 凌磨の2試合連続ゴールで勝利につなげている。また、清水戦で今季初先発を果たしたドリブラー・松尾 佑介や同じく初先発の石原 広教がマチェイ スコルジャ監督から高い評価を得るパフォーマンスを披露したため、指揮官の選択肢は広がるだろう。

浦和が持つ個のクオリティーを組織として抑えたいのが福岡だが、それでも個の局面で勝つことの重要性を特に守備陣は理解している。例えば、ボランチの松岡 大起は「僕のポジションとしての役割でもあるが、個のバトルでしっかり勝つことでチームを勢いづかせたい」と球際の強さ、セカンドボールの回収、デュエルでのボール奪取という個の持ち味を十分に発揮することで勝利につなげたいとしている。

個人的なところに目を向ければ、浦和のマテウス サヴィオが勢いに乗って連続ゴールを挙げるのか。ここ2年の浦和戦で計3ゴールを挙げている福岡の紺野 和也がこの試合でも相性の良さを見せるのか、というところに注目したい。

福岡が6位、浦和が11位と順位差はあるが、勝点差は『3』。J1は混戦となっているため、結果次第で順位が大きく上下する状況での一戦が白熱しないわけがない。

[ 文:島田 徹 ]





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2025年4月19日(土)14:00 Kick off

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