横浜FCvs神戸の見どころ(明治安田J1リーグ:2025年4月2日)
一覧へ明治安田J1リーグ 第8節 2025年4月2日(水)19:03KO ニッパツ三ツ沢球技場
- 74'エリキ
横浜FCが持つ豊富な攻撃の“手札”。今節はどの組み合わせに?
昇格組の横浜FCが、“リーグ王者”の肩書きをもつ神戸を本拠地・ニッパツ三ツ沢球技場に迎える。トップリーグでの経験値の差はあれど、現在の順位は横浜FCが14位、神戸が18位であり、両者の勝点差はわずか『1』。互いに前節はアウェイゲームで辛酸をなめたため、是が非でも勝点3をつかみ取りたい一戦となる。
横浜FCは、前々節・C大阪戦、JリーグYBCルヴァンカップ1stラウンド1回戦・岐阜戦でともに2-0のスコアで連勝。しかし前節は、四方田 修平監督が就任以降、公式戦5試合で1分4敗と苦手にしていた名古屋を相手にまたも苦戦。昨季から続く、“ミラーゲームをどう崩して攻めるか”という課題に対して時間を割き、準備を行ってきたものの、ペースを握る前に失点。16分という早い時間帯で先制を許したことによって、5バックで後方を固める名古屋の守備は堅くなり、54分にはまさかのハンドからPKでの得点を許したことで、2点のビハインドを背負ってしまった。それでも90+5分、明治安田J1第3節・横浜FM戦の負傷交代から約1カ月ぶりに戦線に復帰した鈴木 武蔵が一矢報いる加入後初ゴールを記録。完封負けを回避したことは、1つのポジティブな要素と言える。
ここ2試合で先発起用が続く駒沢 直哉や山田 康太に、ベンチに控える新井 瑞希や伊藤 翔、メンバーからは外れているものの練習で好調をアピールしているミシェル リマや小川 慶治朗など、シャドーの組み合わせは千差万別。また1トップについても、森 海渡が長期離脱から復帰したこと、高い身体能力を備えるルキアンが加わったことで戦力は十分にそろっている。大事なのは、その戦力をどう生かすか。連戦によって準備期間は短くなるが、チーム、そして個の攻撃力を発揮し、強気な姿勢で対抗したい。
一方、開幕からリーグ戦とAFCチャンピオンズリーグエリートを戦う過密日程がようやく落ち着き始め、外国籍選手を含めた戦力の整備と最善の組み合わせを模索しているのは神戸も同様だ。前々節・湘南戦では新加入のエリキが早速2ゴールを決め、前節・鹿島戦ではカエターノとグスタボ クリスマンがJリーグデビューを果たして存在感を発揮。鹿島戦は0-1の敗戦となったものの、吉田 孝行監督は「動きも良かったし、そこはチームとして収穫」という評価を2選手に送った。
リーグ3連覇を目標に掲げる中、スタートダッシュには失敗したものの、まだまだ軌道修正は可能な範囲内。まずは今節の勝利をもって降格圏脱出をもくろむ。
対して横浜FCはここで敗れれば、一気に降格圏内まで順位を落とす可能性がある。ホームのアドバンテージを生かし、勝利を手にすることはできるか。
[ 文:青木 ひかる ]
横浜FCは、前々節・C大阪戦、JリーグYBCルヴァンカップ1stラウンド1回戦・岐阜戦でともに2-0のスコアで連勝。しかし前節は、四方田 修平監督が就任以降、公式戦5試合で1分4敗と苦手にしていた名古屋を相手にまたも苦戦。昨季から続く、“ミラーゲームをどう崩して攻めるか”という課題に対して時間を割き、準備を行ってきたものの、ペースを握る前に失点。16分という早い時間帯で先制を許したことによって、5バックで後方を固める名古屋の守備は堅くなり、54分にはまさかのハンドからPKでの得点を許したことで、2点のビハインドを背負ってしまった。それでも90+5分、明治安田J1第3節・横浜FM戦の負傷交代から約1カ月ぶりに戦線に復帰した鈴木 武蔵が一矢報いる加入後初ゴールを記録。完封負けを回避したことは、1つのポジティブな要素と言える。
ここ2試合で先発起用が続く駒沢 直哉や山田 康太に、ベンチに控える新井 瑞希や伊藤 翔、メンバーからは外れているものの練習で好調をアピールしているミシェル リマや小川 慶治朗など、シャドーの組み合わせは千差万別。また1トップについても、森 海渡が長期離脱から復帰したこと、高い身体能力を備えるルキアンが加わったことで戦力は十分にそろっている。大事なのは、その戦力をどう生かすか。連戦によって準備期間は短くなるが、チーム、そして個の攻撃力を発揮し、強気な姿勢で対抗したい。
一方、開幕からリーグ戦とAFCチャンピオンズリーグエリートを戦う過密日程がようやく落ち着き始め、外国籍選手を含めた戦力の整備と最善の組み合わせを模索しているのは神戸も同様だ。前々節・湘南戦では新加入のエリキが早速2ゴールを決め、前節・鹿島戦ではカエターノとグスタボ クリスマンがJリーグデビューを果たして存在感を発揮。鹿島戦は0-1の敗戦となったものの、吉田 孝行監督は「動きも良かったし、そこはチームとして収穫」という評価を2選手に送った。
リーグ3連覇を目標に掲げる中、スタートダッシュには失敗したものの、まだまだ軌道修正は可能な範囲内。まずは今節の勝利をもって降格圏脱出をもくろむ。
対して横浜FCはここで敗れれば、一気に降格圏内まで順位を落とす可能性がある。ホームのアドバンテージを生かし、勝利を手にすることはできるか。
[ 文:青木 ひかる ]