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湘南vs清水の見どころ(明治安田生命J1リーグ:2020年9月19日)

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戻ってきた湘南の真骨頂。“裏天王山”をモノにできるか

17位・湘南と18位・清水。Shonan BMW スタジアム平塚では、下位に沈む両チームが激突する。

勝点9で並ぶ両者だが、チーム状況は対照的と言えるかもしれない。湘南は前節・G大阪戦で9試合ぶりの勝利を飾り、最下位を脱出。替わって最下位に転落した清水は、8月8日の明治安田J1第9節・札幌戦以来勝利がなく、今週水曜日に行われた第24節・横浜FM戦の敗戦で連敗が『7』に伸びてしまった。

今季はピーター クラモフスキー監督を招聘し、攻撃的なサッカーを打ち出した清水。ただ、この連敗中は守備が安定せず、どの試合でも複数失点を喫している。失点の内訳を見ても、自陣での簡単なボールロストから失点を招くシーンが頻発しているのは気になるところ。オーストラリア国籍指揮官の信条に揺るぎはないはずだが、解決策を見いだし、早急な修正が求められる。中2日という厳しいスケジュールの中で、浮上の兆しをつかむことができるだろうか。

対する湘南は攻守に本来の良さを取り戻しつつある。G大阪戦を「湘南らしさが出た試合」と振り返った茨田 陽生は、チームとしての手ごたえについてこのように語る。

「プレスは非常に良い形で掛かっていると感じます。ブロックを引いたときも、そこで出ていかないと相手の時間が長くなってしまうので、相手のバックパスや横パスとか、プレスを掛けるタイミングは引いた中でもうまくできていたんじゃないかなと。そういうところはチームにとっても進歩ですし、湘南のもともとの“らしさ”は前からのプレスだったので、引いてからもプレスを掛けていけるということが身につけば、非常に良い武器になると思います」

G大阪戦の前の2試合はいずれもリードを守り切れない試合が続いた中で、前節はその課題を見事に修正。当然、ハイプレスを90分間持続させることは不可能だが、ブロックを引いた際も常にボールホルダーへのプレッシャーを緩めなかったことで、坂 圭祐は「受け身になったという感覚はなかった」と振り返っている。

ここ3試合はいずれも先制点を奪っているように、攻撃面でも成果が現れ始めている。特に第14節・神戸戦、前節・G大阪戦とDFの選手が流れの中から得点を挙げていることは、チームとして前向きな姿勢が表現されている証とも言えるだろう。「前向きのランはJリーグの中でもトップクラス」と坂が誇る、そんな湘南の真骨頂が戻ってきたという印象だ。

リーグ戦は今節で1巡目の対戦を終えることになる。まさにシーズン折り返し。ここまで納得のいくシーズンを送れていない両チームだが、この下位直接対決を制し、良い形で後半戦に向かいたいところ。“裏天王山”をモノにするのは果たしてどちらか。

[ 文:林口 翼 ]





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