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鳥栖vs清水の見どころ(明治安田生命J1リーグ:2019年6月30日)

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チーム状況は対照的。鳥栖が食らいつくか、清水が抜け出すか

見どころを要約すると・・・

・鳥栖は監督交代後に3連勝を果たしたが、そこから痛恨の3連敗。今節で負の流れを止めたい
・金明輝監督は残留争い直接対決となる今節について、「相当大きな一戦になる」と意気込む
・篠田善之監督の下で清水は上昇ムード。特に試合終盤の勝負強さは驚異的だ

食らいつくか、抜け出すか。J1残留争いに身を置く両チームが駅前不動産スタジアムで激突する。

鳥栖は前節、アウェイで札幌と対戦。前半にセットプレーから2失点を喫する厳しい展開になったが、後半にシステム変更で巻き返す。金崎 夢生に今季初ゴールが生まれたが、終盤にロングカウンターから失点を喫し、1-3で敗戦。金 明輝監督就任後に3連勝を果たして息を吹き返したが、そこから3連敗となった。相手の分析や対策が強まる中で、それを打破するだけの力を見せることができていない。金 明輝監督も前節について「前に出るパワーが前半は特に少なかったかなという印象。やっぱり勢いを持って入らないと、ウチの良さは出ない」と課題を口にしている。

一方の清水は開幕から低迷が続き、5月に入ってヤン ヨンソン監督が退任。コーチを務めていた篠田 善之氏が昇格した。初陣となった明治安田J1第12節・大分戦は引き分けに終わったが、続くJリーグYBCルヴァンカップDグループ第6節、磐田との“静岡ダービー”を制して新体制での初勝利を挙げる。これで勢いをつかんだチームは、以降のリーグ戦4試合を3勝1分。篠田監督就任時に17位だったチームは12位まで浮上している。特筆すべきはその勝負強さだろう。篠田監督就任後のリーグ戦5試合中3試合で先制を許しているが、1試合は引き分けに持ち込み、2試合は勝利を挙げている。さらに第13節・仙台戦、第15節・横浜FM戦、第16節・名古屋戦と、いずれも最終盤に決勝点を奪っている。勝利を強く希求する姿勢が結果となって表れている。

FC東京でもシーズン途中の就任でチームを再建した経験を持つ篠田監督だが、当時FC東京に在籍して、その手腕を知る高橋 秀人は「順位が低迷している中でバトンを受け取って、こういうふうな練習をすれば選手たちは蘇るというのをシノさん(篠田監督)は分かっている。練習からすごく勝ち負けにこだわる。パスを何本つないだとかそういうのではなくて、『どっちが勝って、どっちが負けたの?』という練習が多い」と話す。

だからこそ、鳥栖にとって今節でポイントになるのは、目の前の相手に勝つというサッカーの原点の部分だろう。「対抗するには自分たちも目の前のボールや1つ先のプレー、90分が終わったときの勝ち負けにこだわらないといけない。カバーし合うとかではなくて、まずは自分が目の前の相手に勝つ。責任を持って目の前の相手に対峙することを意識したい」と高橋 秀人も今節のポイントを語る。

シーズン折り返し前最後の試合をホームで戦えるだけに、金 明輝監督も「相当大きな一戦になると思います。1つ勝つだけで、残留争いですけどグッと肉薄できる。今回、勝たなければいけない。毎試合重要ですが、順位も近い相手なのでしっかり叩いて、浮上するきっかけになれば」と強い決意をにじませる。

監督交代を経た両チーム、鳥栖が食らいつくのか。それとも、清水が抜け出すのか。今後の残留争いの行方を左右する重要なゲームになるのは間違いない。

[ 文:杉山 文宣 ]





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