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[ ゆく年くる年:今年の漢字 熊本 ]
J1昇格という目標を掲げ、「希」望に満ちて幕を開けた今季。序盤こそ可能性を感じさせる戦いぶりを見せていたが、チームとしての一体感を欠いていたことが昨季の成績(7位)を下回る結果を招いた原因のひとつ。
また一方で、チームの成績、そして多くの来場者が見込まれるカードで悪天候に見舞われたことなども影響して、来場者数の面でも伸び悩んだ。そうしたクラブを取り巻く要素も含め、昇格を実現するだけの迫力や空気の醸成はまだ「希」薄だったと言わざるを得ない。
しかし若い選手たちがある程度の結果を残すなど、光明もあった。なかでも大きな飛躍を遂げたのが、3年目でスタメンに定着した大迫「希」。チーム内で長沢駿の8得点に次ぐ5得点を挙げたほか、セットプレーのプレースキッカーとしても活躍。ということで、複数の側面から「希」の1文字を選定した。
Text by 井芹 貴史2011年12月31日(土)