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[ ゆく年くる年:今年の漢字 水戸 ]
昨季までの主力が大幅にクラブを去り、大学卒選手を多く加えて挑んだシーズン。戦力ダウンを余儀なくされ、苦しい戦いとなることが予想された。
だが、そうした不安は杞憂に終わる。柱谷哲二監督は若い選手たちを育てながら、3年後のJ1昇格を目指すビジョンを掲げたのだが、想像以上に早い成長を選手たちは見せたのだ。ルーキーの塩谷司、ロメロ・フランク、小澤司らがチームの中心となり、2年目の村田翔や西岡謙太がチームを引っ張った。そして、7月に鈴木隆行が加入すると、さらに若手の意識が高くなり、チームは戦う集団へと生まれ変わっていった。
順位こそ下位に沈んだが、若手の成長が著しく、年間通して充実した内容を見せることができた。いろいろな面で“伸びた”1年。今季抱いた希望を胸に、来季さらなる飛躍を目指すこととなる。
Text by 佐藤 拓也2011年12月31日(土)